【本編小説】この夏は君と。 (ページ43)

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◆空の下、海の上、みんなの仲 [朝黄沙耶香] ページ43

みんなは疲れて近くのベンチでゆっくり休んでいる
こっずーは大きい木の下で休んでるのか寝てるのか……
今日あったばかりなのにみんなすっごい仲が良くて
息もピッタリだしなんか凄いなって思った
この夏一緒に住むことになるんだし
こんなに仲いいっていい事だよね
そうでもなさそうな2人もいるけど……
僕さっき空気読めてなかったな～
もう嫌われたくないからみんなにあわせなきゃ！

僕はゆっきーと一緒に海で、遊んでた
こんなに暑いと冷たい水は最高だよね！
あんまり濡らさないようにしたけど
結構ズボンがびちゃびちゃだまぁいっか
するとゆっくり歩いてきた髪の毛が紫色の綺麗な人が
来た

「わあ綺麗な人だね～」

と言うとゆっきーが後ろから顔出して
ほんとだねと言った
その人はみんなのいるベンチのちょっと
隣で止まった僕たちはその子のもとへ走った
みんな気づいてなかったから僕は話しかけた

「こんにちは！君も招待状が来たの？」

と言うと
そうなんです。あなたたちもですか…？
よろしくお願いします。
と礼儀正しく言った
みんなも気づいたらしく
さっきと同じように自己紹介した
雑談をしながら他のみんなが来るのを待った
あと何人来るんだろう…何人来るか
みんなは知ってるのかな？
疑問に思ったけど聞かないことにした
さっきみたいにならないように

僕はこっずーの近くに行った
するとぐっすり寝てた
こんなとこで寝れるの凄いな～
こっずーは木と友達かなんかなの？
僕はこっずーのほっぺをつんつんしながら
聞いてた
全然起きないし…まあいいや

僕はこっずーの隣に座って
真っ青の空を眺めた
綺麗だな～ってでも
なんで僕たちはここに集まったんだろ
みんなも同じような疑問を持ってるはずだ
僕はゲーム機の電源を付けてゲームの続きを始めた