【リュウソウ】かわいくなりたい ページ1
* アル: リュウソウ族。トワの事が好き。
* 両片想いに気づいていない2人の話。
･
かわいくなりたい
アルがそう言ったのは、お昼ご飯を食べて、それぞれが思い思いのことをしている時の話。
その言葉に驚いたのは、まずういとアスナだった。
｢アル何言ってんの！？私よりか弱くて素敵だと思うよ！？｣
｢私みたいに騒がしくもないし！｣
アスナ、ういが口々に言うけれど、アルはお構い無し。アルが見ている雑誌に載った女の子たちに、負けず劣らずの美貌と可愛らしさを備えているのにも関わらず、何を言っているのか？みたいな顔はされていたけれども。
｢この間、トワくんが『俺こういう人好きだな〜』って言ってたんだ｣
あ、そういうことか。
その場にいたアスナ、うい、メルト、コウの中でコウ以外の3人は全てを理解した。
｢大丈夫、アルもその人くらい可愛いと思うし、綺麗だと思うよ｣
｢ほんと？でも、メルトはお世辞が上手いからなぁ｣
｢ち、違っ！とにかく、アルはもっと自信を持って｣
そうだよ〜、とアスナが微笑む。
｢俺もAが可愛いと思うぞ！｣というコウの励ましもAの耳には届いてない。
＿＿＿＿＿＿
それから数日後。兄弟は森の中にいた。
折れた大木に座ったトワは徐ろにため息をつく。
｢はぁ……｣
どうしたんだ、と気にかけるバンバに｢兄さんどうしよう｣と悩みを打ち明ける。
｢アルが可愛い……｣
なんだ、そんなことか。そう言ったバンバにトワはムキになって言う。
｢そんなこと、じゃないんだってば｣
｢お前、それいつも言ってるじゃないか｣
それはそうだ、とトワも頭を抱える。
｢そうだよね〜、兄さんの好みとはなんか違う気もするし｣
｢なっ……！とにかく、見てるこっちがヒヤヒヤするから早く想いを伝えたらどうだ｣
｢それが出来たら苦労しないから〜！｣
＿
｢……このタイミングでなんで聞いちゃったんだろう｣
その会話をういが動画に撮ってしまっていた。
勿論アップするつもりもないが、入り込んでしまった以上、この機会を逃す訳にはいかない、と家に早足で帰っていく。
バンバも含め、当人たち以外は彼らがお互いのことを好きであることは知っている。これを見せればもしかすると。
｢……カナロ、だから私は｣
｢結婚してくれ、アル｣
｢あーもう！嫌だってば！｣
トワはまだ知らない。カナロがアルに求婚していることを。こっちの方がやばそうだ、と、ういはカメラを構えた。
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セーラ(プロフ) - はじめまして！リクエストです🥺 ギンガマンでリョウマの幼馴染設定の夢お願いします……！🙏🙏 (11月19日 11時) (
レス) id: dcd01154b1 (このIDを非表示/違反報告)
みりんちょこ(プロフ) - ステラさん» 承知しました！キョウリュウは現行で見たのが最後なのでちょっと解像度上げてから書きます。何卒宜しくお願い致します。 (10月12日 15時) (レス) id: 7220133369 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - みりんちょこさん» リクエストで空蝉丸で子供を預かってみたお話しとのっさんと入れ替わったお話しがいいです！ (10月11日 15時) (レス) id: 77f430fdd5 (このIDを非表示/違反報告)
みりんちょこ(プロフ) - スピカブラックさん» 承知しました。書かせて頂きます！ (10月11日 11時) (レス) id: 7220133369 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストで空蝉丸書いて下さい (10月10日 17時) (レス) id: bd72033743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりんちょこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時：2019年11月8日 12時
