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P.74 ページ24

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状況を把握しきれてない涼太くんはキョトンとした顔をしてる






『ごめん、いいから行こ』






涼太くんの手を引いて歩き出す






「待って」






そんな私の手を掴み引き止める先生






「別れようと思ってる」





『え…?何言ってんの』





「自分がした事、許してもらおうなんて思ってない

けど、どうしても忘れられないんだよ」





『勝手なこと言わないでよ。

…ごめん、涼太くん先に行ってて』





涼太「だめ、いいからご飯行こ」





『えっ?』





涼太「前に言ってた好きだった人ってこの人でしょ?」





『あ、うん』





涼太「なら、今更話すこともないよね」





「ちょっと待ってくれよ

君には俺らの事何も分からないだろ」





涼太「だから何すか」





「えっ、、」





涼太「なんも知らないっすけど

俺の大事な子傷付けた相手にAちゃん渡すわけにいかないんで」





「べ、別にAは君のものじゃないでしょ」





『…涼太くんいいよ、私話しして行くから。』





涼太「いや、でも」





『私もちゃんと決着つけたいし、ね?』





涼太「…何かあったら連絡して」





『うん、ありがと』






涼太くんに迷惑かけると思い先にお店に向かわせた



涼太くんの後ろ姿を少し見送り先生を見る







『どういうこと?別れるってつまり離婚するってこと?』





「うん」





『ダメだよそんなの』





「でも、」





『でもじゃない

あんなに可愛い子供もいるのに全部手放すって事だよ?』





「それくらい好きなんだよ

やっぱりお前じゃなきゃ、ダメなんだ」





『もう遅いんだって』





「もう一度やり直したい

俺が幸せにしてやりたい」






ダメだって分かってるのに

大好きだった先生にそんな事言われたら

心が揺らいでしまいそうになる自分がいる。






『ここじゃなんだし、座って話そう』






通行人が不思議そうに見てるのが気になって近くの公園へと移動した






「A…?」






先生に名前を呼ばれるだけで胸がギュッと痛くなる






「本当に俺の中ではお前だけなんだ

俺がちゃんと幸せにするから

もう一度だけチャンス貰えませんか」






『…先生、あのね

私もう先生の事好きじゃないの。

先生は私にとってもう過去の人なの』









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作品ジャンル:タレント
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(名前)(プロフ) - とてもキュンキュンで時間を忘れて全部読みきっちゃいました!シュガーとソルトの続編のパスワード教えてください! (2018年11月5日 16時) (レス) id: ca6e553371 (このIDを非表示/違反報告)
ラブー - とってもキュンキュンです。よかったらパスワードを教えてください! (2018年4月12日 19時) (レス) id: 7a3b17e3f0 (このIDを非表示/違反報告)
さいくぅー - 面白いです!是非パスワードを教えてください (2018年4月12日 19時) (レス) id: 7a3b17e3f0 (このIDを非表示/違反報告)
片寄蒼依♪(プロフ) - 続きが気になるのでパスワードを教えていただけるとありがたいです(><) (2018年4月10日 14時) (レス) id: feeadb622c (このIDを非表示/違反報告)
いけだ(プロフ) - 度々申し訳ございませんが、続編がとても気になります、パスワード教えていただきたいです(TT) (2018年4月9日 0時) (レス) id: 8cc250e8ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごみるく | 作成日時:2017年4月11日 5時

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