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ポートマフィア最下級構成員/織田作之助 ページ4

織田作之助は、敵組織の最後の一人を仕留めるために、

広いホールの柱の一つ身を隠して居た。

そのまま周りの様子を伺った。




織「敵らしき人物は・・・とりあえずここには居ないようだな。」





そう呟いて

一歩前に踏み出した時だ




『____皆!皆!消えるんだ!』





半狂乱になって叫ぶ少女の声が聞こえた。

この状況で生きているとは・・・





『____独りにしないで』






目の前に広がるのは血の海。

そして其処に倒れる死体の山。



ふと、気付いた事がある。



声からすると少女は10歳くらい。

彼女の目にもこの光景は写っているはずだが・・・


普通の子供はショックで意識を失っても良い状況だ。

それで記憶や声を失った子もいる位だ



なのにあの少女は取り乱しているばかりで、そんな反応は普通の人間にも難しい。








悩んでても仕方ないので、其の姿を確認するべくホールの中心に向かう。

其処には、倒れた血塗れの男の前で涙を流す少女が、月光に照らされて居た。



其の光景を一瞬でも綺麗だと思ってしまった自分を殴りたかった。






織「おい、お前何してる。」





声を掛ける

すると少女は顔だけをこちらに向けた。




『・・・君は・・・』



名も知らない大人を「君」と呼ぶ子供は珍しい。




織「立てるか?ここにいれば敵に襲われるぞ?」

『・・・ありがとう。でも、次の組織を潰すのは、こいつらを、潰してから。』




ゆらりと立ち上がる。

と、同時に俺は敵組織に囲まれた。





『出てきたか。』





少女は虚ろな目で周りを見た。まるで死体のようだ。

組織の長らしき人物が前へ進み出る。





長「俺たちは幹部を探している。

もしそれを吐いてくれたなら、今回は見逃してやっても良いぜ?お嬢ちゃん。」


『・・・』


長「早くしねぇと時間切になるぞ?」


『・・・せぇ・・・』


長「あ?」





其の声を聞き取れたのは織田作だけだった。

そして彼は其の台詞に目を見開いた。





『・・・うるせぇっつってんだ。どうせ大した情報も持ってねぇんだろ?

そんなんでウチに乗り込もうってのは、全く舐められたもんだ。』



長「くっ、黙って聞いてりゃ調子に乗りやがって・・・!!」




『幹部なら、ここにいるじゃねぇか。ったく、それにさえ気付かないなんてな。

龍頭抗争上位5組織以内に残った・・・って、笑えるなぁ!』






長「っクッソ・・・!!!








殺せぇえええぇぇぇ!!!」

決戦へ→←部下の遺体と雇い主



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枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)(プロフ) - リュカさん» 逝ってらっしゃい (2018年8月18日 12時) (レス) id: effc5cebea (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)さん» また時間ができたら見てきます! (2018年8月18日 12時) (レス) id: 7e46b4dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)(プロフ) - リュカさん» 描いた、とりま設定だけだけど (2018年8月18日 11時) (レス) id: effc5cebea (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)さん» ワクワク (2018年8月18日 11時) (レス) id: 7e46b4dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)(プロフ) - リュカさん» 頑張ってます (2018年8月18日 10時) (レス) id: effc5cebea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chizome | 作成日時:2018年4月29日 17時

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