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ホラーですねwww ページ13

ヒンヤリとしている様にも感じるし、

暖かくも感じる。

温度がわからない

心地いい様な、気持ち悪い様な。


本当に奇妙で、不思議な空気だ。






そして森さんはその視線を双黒の背後に向け、

森「おかえり」

と言った。






背後には誰もいないはずだ。

入って来た音も気配もしなかった。

ましてや気配に敏感な太宰が気付かない筈が無い。


しかし、森さんの「おかえり」に応える様に、

背後で何かが動いた気配がした。




まさか、そんな筈が無い




そう思いつつ双黒は恐る恐る振り向いた。



太、中「「っ?!」」





其処には、小さな竜巻の様な物があった。

しばらく見ていると、その竜巻はどんどん小さくなり、やがて消えた。



しかし、その中心に、ボロボロになった楓が立っていた。

全く動かず、じっと森鴎外を見つめている。(前髪のせいで目は見えないが)



背中についている翼が、彼女を包み込む様にして僅かに波打っていた。





中「尾崎・・・幹部?」

太「その姿・・・」




二人が楓の方に一歩踏み出そうとした時、





((ゴキッ


『・・・tあダいマ』






気持ち悪い音と共に首がガクンと元に戻り、

微かにあいた唇から声が漏れた。



そして顔を真っ直ぐ前へ向ける。



右目は腐蝕している様に真っ黒に染まり、

唯一、変わっていないのは左目だけだった。

まだ光が失われていない。




そしてその翼を背後へ伸ばし、

少しフラついた足取りで双黒の丁度真ん中に立つ。




『・・・遅kぅナッて、ごめんナsあi。』

森「いや、心配することはないよ。」





双黒が戸惑っていると、首領室の扉が開いた。





尾「鴎外殿、其方は一体いつ・・・おお!愛しの楓や、戻っておったか。」

『・・・あ、母さん。』




口調が戻ってくる。



双黒はこんな楓を姐さんに見せてしまってもいいのかと心配していた。

が!

それは全く必要のない心配だ。この駄作者がおやつのアイスにかけて保証する。←




姐さんはボロボロの楓を見ると、「呆れた子じゃ」と言わんばかりの表情で笑い、

楓に歩み寄った。





尾「今回の作戦は成功したのかえ?」

『敵は全滅しました。』


森「良くやったね楓ちゃん。」

尾「うむ、其の様子では疲れておろう。ゆっくり休むが良い。」




いや、疲れてるどころじゃねぇよなぁ?!



双黒は色々ツッコミたかった。

出張→←【半狂乱】



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枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)(プロフ) - リュカさん» 逝ってらっしゃい (2018年8月18日 12時) (レス) id: effc5cebea (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)さん» また時間ができたら見てきます! (2018年8月18日 12時) (レス) id: 7e46b4dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)(プロフ) - リュカさん» 描いた、とりま設定だけだけど (2018年8月18日 11時) (レス) id: effc5cebea (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)さん» ワクワク (2018年8月18日 11時) (レス) id: 7e46b4dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
枯百花無常白谷奇譚(ルイネ)(プロフ) - リュカさん» 頑張ってます (2018年8月18日 10時) (レス) id: effc5cebea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:chizome | 作成日時:2018年4月29日 17時

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