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「で?全部話してもらうけど、その前に言うことは?」
『内緒にしててごめん!』
今は4時間目の中盤
体育で私の顔にボールが当たって保健室にきた
何故か先生が居なかったので3人でサボっている
か「なんで黙ってたの?」
『……なんとなく』
あ「なんとなく?!」
『だれにもおしえたくなかったの!』
「「……」」
『え、何か言ってよ』
か「いやぁ〜なんか、ね、」
あ「うん、なんか、Aがあまりにも可愛くて」
『なにそれ...』
か「でももう隠せないよ!話してもらわなきゃ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『……って感じです』
「「キャー!」」
何その反応
あ「いやこれはキャーだわ」
か「やば、漫画じゃん」
あ「それで好きになっちゃったと」
か「そりゃ好きになるよねー、私もそれされたら好きになるわ」
『……』
恥ずかしい、しっかり口にしてみるととんでもないことしてたな
あ「かわいいねぇ...」
かりんとあやが何とかしゃべってたけど私には聞こえなかった
か「それでAはどうするの?」
『どうするって……どうもしないよ...』
あ「え?!」
『いやそんな驚く……?』
あ「いやまぁ私がどうこう言う筋合いはないか……」
……
か「あっついねぇ〜」
『ほんとにね』
あ「もうすぐ体育祭じゃない?」
『たしかに、はやいねぇ』
暑いし疲れるし汗かくし...
体育祭好きじゃないなぁ
か「葛葉くん体育祭出るのかなぁ」
あ「でなさそうだけどねぇ」
『出て欲しいなぁ...』
あ「言ってみたら?」
か「そうだよ!んでハチマキ交換しちゃいな!」
『それカップルがやるやつじゃん……』
あ「まぁAなら行けるよ、可愛いしね」
『何その謎の根拠……』
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作者名:しろあん | 作成日時:2023年1月28日 22時