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満天の星の下 ページ7

岸くんたちと別れた後

私たちは手を繋いで
丘の上を目指して
ゆっくりと歩いていた…

『紫耀くん…
岸くん 森から
帰ってから なんか
全然 違うね』

『ああ…
まったく朝はあんなに
びびってたのにな』

『岸くんは
うみちゃんのこと…』

『妹としてずっと大切に
守りたいんだってさ
だから 爆弾もちゃんと
受け止めるって』

『爆弾?』

『ははっ
岸らしいよな まあ
せっかくふたりきりに
なれたんだし
これからは
オレたちの時間だからさ』

紫耀くんは
甘く微笑んで
私の手を更に
ぎゅっと握りしめた…

『うん』



丘の上に着くと
その斜面に
持ってきたマットを
敷いて そこに
ふたりで仰向けに
寝転んだ

夜空には
数えきれない
ほどの星が
キラキラと輝いてて
まるでふたりで
宇宙の中に
いるみたいだった…

『うわぁすごいね!
なんだか今にも
お星様 降ってきそう…

紫耀くん 流れ星
絶対見えるよね

何お願いしようかな…

でも こうやって
横になってると
気持ちよすぎて 私
すぐに寝ちゃいそうだよ』

『ははっ いいよ 寝ろよ
お姫様だっこして
オレの部屋まで
連れて帰ってやるし』

『それは… 岸くんが
困っちゃうね』

『岸は うみちゃん
とこ行かせればいい』

『そんな… あっ!
紫耀くん 流れ星!
見えた?』

私は指を指して
彼を見た

『ん? オレは ずっと
Aを見てる…』

そう言って
暗闇の中 私を見つめる
紫耀くんの瞳は
夜空の星のように
キラキラしてて…

紫耀くん…

私は一気に頬が熱くなった

『A…』

紫耀くんは
手を伸ばして
私を優しく抱きしめると
そっと唇を重ねた

触れるだけのキスが
何度も何度も
まるで流れ星の様に
落ちて…

『Aの願いごとは
オレが 全部 叶えてやるよ』

私を見つめて
甘く微笑む彼の言葉に
胸がジンと熱くなる

『うん 私も紫耀くんの
願いを 全部叶えたい…』

キスは
角度を変えながら
さらに甘く
深くなっていく…

優しく私を撫でる
彼の手が
そっと胸に触れて

紫耀くんは
熱い息をもらした…

『はぁ…ヤバ…
止まらなくなりそう…』

え…紫耀くん…ここで?

今にも降ってきそうな
満天の星の下

これ以上ないくらい
身体中が熱くなった…

ひとつになりたい…→←恋人繋ぎ



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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , kingprince   
作品ジャンル:恋愛
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!!  これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時

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