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自爆 ページ23

ペンションから戻って
オレは 平和な日々を
過ごしていた

うみは オレに気持ちを
伝えて満足したのか
恋人ごっこは
続いてるけど 今までと
何も変わらないし

爆弾も 落ちない

だから
うなされることも
なくなった…

きっとうみもこのままで
いいと思ってるんだ

だけど…
なぜか物足りなく
感じてるオレもいて

なんだか複雑な
気持ちだった…

そんなことを
思いながら

夏休みも終わりが
近づいたある日の夜

ベッドで横に
なってると部屋に
うみが入ってきた

『お兄ちゃん
うみ 夏休みの宿題
どうしてもわかんない
とこあって…
教えてほしいんだけど
いいかな…』

かわいいうみの
お願いにオレは
いつも即答する

『おう いいけど』

あの日以来 久しぶりに
うみの部屋に入った

あの時は うみが
オレにくっついて
全然離れなくてさ
めちゃくちゃ
焦りまくったけど

なんだろ やっぱ今も
部屋で二人っきりだと
ちょっと緊張するな

うみはそんなオレの
服を引っ張って
ノートを指さした

『お兄ちゃん
ここなんだけど…』

ん?なんだ …
うみは普通みたいだ

オレだけ意識してる?

オレはそれが
なんだか悔しくて
自分から爆弾を
落とした…

『なあ うみ
今日の恋人ごっこは
ハグにする?』

両手を広げて
見つめると
うみはみるみる
真っ赤になって…

なんだ やっぱ
かわいいやつだな

オレはそんな
うみに満足して
優しくうみを
抱きしめた

うみもオレを
抱きしめて…

お互い無言でしばらく
そうしていたけど…

なんだろ…これは
ありでいいんだよな…
でもハグはもっとこう
フランクな感じで
やったほうがいいのか?

こういうのは
やっぱなんか照れるし
変な感じだ…

『はい もう終わり』

そう言って
手を離したのに
うみはまだオレを
抱きしめてて…

『ん?どうした?
勉強するんだろ?
ほら また今度な』

宥めるように
そう言うと
うみはしぶしぶ
オレから離れて…

『お兄ちゃんは
うみとハグしたら
どんな気持ちになる?
うみは…
離れたくなくなるよ』

って
オレをたちまち焦らせる

『えっ…いや それはさ
まあ…かわいいなって
思ってるけど…さ…』

うわーーー!
何やってんだよ
自分で落として
自爆とか…
ありえないだろ

『うみ ばっかり
ドキドキしてるんだもん

お兄ちゃん ずるいよ』

ちょっと上目遣いに
オレを見ながら
拗ねてる うみに

はぁ…なにそれ
かわいすぎだろ…

抱きしめたくなる
気持ちを抑えて

オレは自分を責めていた…

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設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , kingprince   
作品ジャンル:恋愛
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陽菜(プロフ) - #えぶさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです!大好きなふたりなのでこれからも大切に書いていきたいと思っています^_^頑張ります! (2019年2月11日 13時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
#えぶ(プロフ) - うみちゃんと岸君の絡みが最高すぎます!!!  これからも頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ (2019年2月11日 12時) (レス) id: d5b15df9f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:陽菜 | 作成日時:2019年2月3日 10時

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