ヘビ ページ2
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「ッ！」
何だか昔の夢を見ていたような気がする。
嗅ぎなれたタバコの匂いに目を覚ませば、目前には黒い瞳があった。
「…な、」
「シィー」
人差し指を唇に当てて、楽しそうに笑う。
「今、何時…」
ここには時計がない。
ブザーは鳴っただろうか、生きているということは、回答をすっぽかしたなんてことは無いはずだ。
「…どいてください、バンダさん」
薄気味悪い笑顔を浮かべる彼。
早く行かないと。
ここにいた筈の母親が居ないことに気が付き、さぁと青ざめた。
「お母さんに何かしたんですか？」
「…まだキミはあの母親に期待しているのかい」
彼は決して表情を変えない。
大胆不敵で自信家なヤバがヒョウ、
意地悪で警戒心が強く目的の為なら手段を選ばないチシヤさんがネコだとしたら、
彼は狡猾に“その時”を待ち続けるヘビだ。
「してる訳ないでしょう。あんなのでもプレイヤーで、私のパートナーです。彼女が死んだら私は誰にもマークを教えて貰えない」
「それが既に間違っているけどね。あの人が死んだって代わりはいくらでも要る。例えば僕、それに…」
目を離さずに言う。
「君とやけに仲がいい、チシヤくんとか」
「俺がなに？」
バンダさんが開きっぱなしにしていたドアの付近で、腕を組みながらチシヤさんが手を振った。
「早くしないとゲームオーバーになっちゃうよ？死にたいの？」
「…まさか。ちょっと寝てただけです」
「…ちょっと寝てただけ、ねぇ」
地べたに尻もちを着いている私を見ながら疑うような視線を向ける。
真顔に戻ったバンダさんは、「僕も行くとするか」と膝を上げた。
「Aちゃん、また」
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みりん(プロフ) - がんもえさん» クイナとアンのペア、すごく好きです(；；) ただ、スペードのキングのゲーム後にクイナに冷たい態度を取っているので…仲直り出来るのか( ›_‹ ) (2023年2月7日 0時) (
レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - おむらいすさん» お母さんと交代してもらいました！暫くチシヤのターンですのでお付き合い下さい( ◜ᴗ¯)🤝(¯ᴗ◝ ) (2023年2月7日 0時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - らむねさん» 実は、参加しないのです！やっぱりこのゲームは残酷なので、2人とも生き残るのは違うかなと¯֊¯⋆꙳ (2023年2月7日 0時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
がんもえ(プロフ) - 別のゲーム会場で誰かと会うのかな！クイナとかアンに会って欲しい……… (2023年2月6日 23時) (レス) @page41 id: 828bc06f55 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - dさん» そうなんですよ…( -᷅ ̫̈-᷄ )𐑲𐑲𐑲 チシヤと鉢合わせてしまうのか、ご期待ください✨️ (2023年2月6日 23時) (レス) id: 54bed94868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりん | 作成日時：2023年2月1日 23時
