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4話 ページ6






「つか、隣のアンタらは誰?」


「おっと、悪い。俺はトレイ。
トレイ・クローバー。ケイトと同じく、ハーツラビュルの3年だ。」

『ボクはA・アドラーブル。2人と同じ3年生で、ポムフィオーレ寮に所属してるよ。』

「監督生のことはケイトに聞いてる。
昨日はうちの寮の奴らが迷惑かけて悪かったな。」


「って、ちゃっかり隣に座ってるし……。」





僕もユウの隣に座る。ユウはびっくりした様子だったけど、構わず話を続けた。




『で、寮の話だっけ?』

「いいねえ〜会話がフレッシュ!
何でもお兄さんたちが教えてあげよう。」


「つか、他よりうちの寮のこと教えてほしいんすけど。
あの『ハートの女王の法律』とかいう変なルールは一体なんなの?」





ハーツラビュルは面倒くさそうな寮だよね。
他の寮の子から見たらうちもそうなのかも?

ヴィルは厳しいけど、その分美しいからね。ファンも多いのかな?妬けちゃうなあ。




「なあなあ、他の寮はどんな寮なんだ?」


「まず、俺達が所属している、ハートの女王の厳格な精神に基づくハーツラビュル寮。

あとは……


百獣の王の不屈の精神に基づくサバナクロー寮

海の魔女の慈悲の精神に基づくオクタヴィネル寮

砂漠の大賢者の熟慮の精神に基づくスカラビア寮」


『そして、ボクが所属してる、美しき女王の奮励の精神に基づくポムフィオーレ寮。』


「あとは、死者の国の王の勤勉の精神に基づくイグニハイド寮

そして、
茨の魔女の高尚な精神に基づくディアソムニア寮。」


「たくさんあるんですね。」

「そんな一気に覚えられねぇんだゾ〜!」


『だいじょぶだいじょぶ。そのうち嫌でも覚えるよ。』


「どの寮に入るかは、入学式のとき魂の資質で闇の鏡が決めるとされてるけど……

なんとなく寮ごとにキャラが固まってる感じはあるな。」




キャラ……。ボクもヴィルやルークと似てるってことかなあ?ちょっと嬉しいかも。




「例えば……ホラ、あいつ。」





トレイが指さす先には狼?っぽい感じの獣人の子がいた。

おおー、見ない顔だし、1年生かな。


背の高い子を見ると、やっぱり羨ましく感じてしまう。






「あのゴツさは見るからにサバナクロー寮って感じだな。」

「それな〜!」


『サバナクロー寮は運動とか格闘が得意な子が多いよね。イカツイ感じ?サバナクロー寮の子は黄色と黒の腕章が着いてるよ』




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林檎と珈琲豆(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!不定期になるかもしれませんが、面白いと思って頂けるような話を頑張って更新していきますので、これからも読んで頂ければ嬉しいです! (2022年8月6日 23時) (レス) id: 28265de769 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白いですこういう小説待ってました!!更新楽しみにしてます、頑張ってください!!! (2022年8月6日 21時) (レス) id: 4c9728094c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:林檎と珈琲豆 | 作成日時:2022年8月6日 16時

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