23話 ページ26
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「レオナ先輩が……倒れた？」
「A先輩、一体何を……」
学園長も来て、騒ぎは一度治まった。
自分のユニーク魔法のことを人に話すのはちょっと嫌だけど……後輩の頼みなら仕方ない。
『ボクのユニーク魔法、
それはいい夢か、悪い夢かはその人の精神状態によるけどね。
レオナの場合は……きっと後者だろう。
「なにそれ、チートじゃん！」
『でも、相手がボクに対して好意をもっていた場合にだけ発動するの。しかも一人に一回しか使えないしね。』
「なるほど。」
魔力の使用量も少ないとは言えないし、この魔法を使うのはかなり賭けに出ていた。
レオナはボクのこと大好きだから、きっと大丈夫だろうと思ってたけどね。
「Aさんっ、怪我はないッスか！？オレ、貴方のこと守るって決めたのに……」
『ボクは大丈夫だから。ラギーの方が重傷でしょ、安静にしてなきゃダーメ。』
「うっ、はいッス……。」
「なんか、普段のラギー先輩と違うな……」
「ラギーのヤツ、Aの前だといつも態度が変わるんだゾ。
それより……オイ！起きろ！！」
「＿＿＿＿＿＿＿＿あ？」
グリムが乱暴に起こしたからか、ボクが見せた夢のせいか、不機嫌そうに起きるレオナ。
とりあえず死んでなくて良かった。
「そんなことより、マジカルシフト大会がもう始まっちまう。
お前が自白してくれねーと、オレ様がご褒美に試合に出してもらえねぇんだゾ！」
『え？』
「なんだそりゃ？」
ユウとグリムは、どうやら学園長にマジフト大会に出して貰うことを条件にレオナ達を追っていたらしい。
えっ、ユウたちと？
結局レオナは事件の犯人ということを認めたけど、てことはオンボロ寮と試合をするってことでしょ？
ユウたち絶対弱いじゃん。やだな〜つまんない。
「ではまず、君たちサバナクロー寮は今回の大会を失格とします。
そして、今後の処分については、被害者のみなさんと話し合った上で決定します。いいですね？」
「…………わかった。」
『ちょっと待ってよ。』
リドルが今回の被害者のみんなを連れて来てくれた。
学園長なら、彼らからのお願い事を聞いてくれるよね。
もちろん。仕返しはさせてあげなくちゃね？
悪いことをした子には、お仕置きが必要だから。
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林檎と珈琲豆(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます！不定期になるかもしれませんが、面白いと思って頂けるような話を頑張って更新していきますので、これからも読んで頂ければ嬉しいです！ (2022年8月6日 23時) (
レス) id: 28265de769 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - とっても面白いですこういう小説待ってました！！更新楽しみにしてます、頑張ってください！！！ (2022年8月6日 21時) (レス) id: 4c9728094c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎と珈琲豆 | 作成日時：2022年8月6日 16時
