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「悪いっ！寝坊したっ！！」
パンっと手を合わせ、監督の前に現れたの真っ黒なサラサラの髪のそいつ。
それを見て、ちびっ子たちは瞳を輝かした。
もしかして、こいつが...
「ったく、お前は相変わらずだな。
その派手なとこも何もかも。」
「え、それ褒めてる？」
「そう思うのか？」
真顔でそんなコントのような会話をする2人をちびたちがわーっと取り囲んだ。
「わぁっ、本物！？」
「すっげぇ、かっけぇ！！」
キラキラとした瞳に囲まれ、その男は満足そうな表情になる。
「よっし、ちびっ子共！今日は1日よろしくな！！色んなこと、教えてやっから覚悟しとけよ！？」
「はーいっ！！」
元気よく答えたちびたちの声が辺り一面に響き渡った。
＊*·
特に興味もなく、 写真も後でいいや と適当にスマホを弄っていた私。
すると、いつの間にか休憩時間になったらしく、バタバタと奈津たちが駆け寄ってきた。
「姉ちゃん！ちゃんと見てた！？」
「ん〜？見てた、見てた。」
「嘘つけ！ずっとスマホ弄ってたくせに！」
「あ、バレた？」
「バレバレだ！！」
鼻息荒く怒ってくる奈津と智に苦笑していると突然、私の後ろを見て2人が顔をパッと明るくした。
それに不思議に思いながら後ろを振り向くと、さっき奈津たちから聞いた"若武"という選手がいた。
「おい、そこの2人組！さっき、無回転シュート見たいって言ってただろ？それ、今やって見せるから来いよ。」
「えっ！？ほんとに！？」
先程の仏頂面はどこにいった と言いたくなるくらいにこにこと嬉しげに笑いながら、さっさとコートに走り出す2人を眺めているとクルっと選手が笑顔のままこちらを振り向いた。
「君も、もっとこっちに来...」
けれど、その言葉は途中で途切れたの。
どうしたんだろう と思って顔を上げると目をこれでもかってくらいに見開いて驚愕の表情を見せる若武選手。
選手の顔を見た瞬間、ドキンっと大きく胸が跳ねた。
突然、バクバクと激しく鳴り出す鼓動に動揺する。
えっ...何、これ。
その大きな瞳に捕えられ、目が逸らせなくなっていると、ゆっくりとその口が開かれた。
「...アー、ヤ？」
掠れた声でそう尋ねられた瞬間、ぐらりと視界が歪んだ。
あ、ヤバい
そう思った時には私の身体は地面に向かっていて...
「...っ、アーヤっ！！」
どこか悲痛に感じるその叫び声を最後に私の意識は途切れた________
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小四 - 感動しちゃいました。 (2022年4月30日 8時) (
レス) @page8 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいゆい - ゆうひ｢俺お前のこと好きだよ｣ 忍｢ ちゃんと砂原の声聞こえたんだよかった｣ 翼｢ 俺としては必ずキメるつもりなんだ｣ 砂原｢ 俺、声聞きたいって言ったろ。聞かせてよ。ひと言でいいから。｣ ゆうひ忍翼の3人は恋する図書館砂原は コンビニ仮面に乗っています (2021年4月21日 21時) (レス) id: be27a6782a (このIDを非表示/違反報告)
morosu武(プロフ) - 「俺、才能なんてないよ。いろいろできるって思われてるみたいだけど、それって全部、努カの結果だから。」ハ一ト虫の翼の言葉です！がんぱってください！ (2020年10月18日 21時) (レス) id: a42120e652 (このIDを非表示/違反報告)
セダム(プロフ) - morosu武さん» 似てますか！？ありがとうございます！！いや、一応意識してアーヤちゃんに似せるように書いていたんですけど、書いているうちに あれ？なんかアーヤに似てない、かも…… と不安になっていたので、嬉しいです＊何とか早く仕上げていきたいです。頑張ります！ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 188dd23746 (このIDを非表示/違反報告)
セダム(プロフ) - リリーさん» やーっと小塚くんまできました〜！いや、ほんとに進みが遅い。愕然としております。翼と忍、早く登場させたいなぁ……(遠い目)もう段々寒くなってきましたので、リリーさんも体調等お気をつけ下さい。毎回コメントありがとうございます＊ (2020年10月17日 20時) (レス) id: 188dd23746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セダム | 作成日時：2019年7月31日 23時
