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やらかす ページ2
『鶴見中尉、失礼しました』
ぺこり、と頭を下げる。
やっぱりあの人怖いなあ、なんて考え事をしながら階段を降りる。
階段の途中でガチャ、と音がして景色が回っていく。
何かに引っかかったな。
あぁ、たぶん銃だ。
誰がこんなとこに銃なんか置いたんだよ。
受け身とるか。いや、なんかめんどい。
？「おっと、危ない」
『わっ』
薄紫のマフラーがふわり、と浮いている。
目を開くと猫のような瞳が見える。
どうやらコイツにボクは抱き抱えられている様だ。
それより、コイツ、確か………。
『尾形、だっけ？』
尾「はい、お怪我はありませんか？一条咲少尉」
『もしかしてあの銃、お前のか』
尾「………はい、すみません」
『いや、いい』
パッと尾形の膝から降りる。
マフラーを探すためにキョロキョロする。
尾「これをお探しですか？一条咲少尉？」
ニヤ、とこちらを見てくる尾形。
コイツ………。
もしかしてボクが女ってことに気づいてる？
．
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