転生しちゃった系のじぇーけーは原作ぶっ壊しに行きます

13 ページ13

｢ふざけんなっ！｣

お前は分かってないんだろ

海斗がどんなにいい人なのか

口は悪かった、だけどすごく良い奴だったんだ


つい殴ってしまった

｢いいか、うちはお前より強い
だが、海斗はうちより強かった｣

酔っ払いに勝つのは簡単な事だった

その時ようやく部屋を覗いてる子を見つけた


｢君は海斗の弟くんですか？｣

うなづいたから、海斗を連れてその子の部屋に行った


｢海斗のことすいませんでした
海斗はうちを庇って死んだんです
立派な最期でした｣


下げた顔があげられなかった

どうしたらいいか分からなかったんだ


弟｢兄を連れて帰ってきてくださり、ありがとうございます
顔をあげてください
あなたを助けたことを後悔してないでしょう
昔から人を見る目はありましたから｣


話を聞いたところ、父が死んでしまってからは母は病んでしまい、連れてきた男が最悪なあいつだったらしい

道理で海斗をあんな無下に扱えるわけだ


｢必ずあなたを助けに行きます
今のうちには立場がない
強くなったら助けに来ますから｣


その後は2人で海斗を埋葬した


海斗、助けてくれてありがとうね

うちは強くなるよ、誰も目の前で死なせないくらいに

そして強くなって柱になって、屋敷を貰う

そしたら弟さんを救いに来るからね

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す