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ページ8

ふたりになると、けんじろ君がこちらを振り向いた。



「A?大丈夫か?

アイツに何された?」




強く掴まれていた腕が、ジンジン痛い。



後ろから抱きつかれた感覚を皮膚が覚えていて、ざわざわして気持ち悪い。



あの人の香水の匂いが、鼻腔にこびりついて離れない。




……けれど、心配させたくなくて、わたしは大丈夫だと告げた。





けんじろ君の家に向かうタクシーの中、並んで座るわたしたちだったけれど、けんじろ君は前を向いたまま腕を組んで目を閉じている。





わたしは、けんじろ君に気づかれないように、そっと自分を抱きしめた。

深海に射すヒカリ→←*



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設定タグ:三代目JSoulBrothers , 山下健二郎   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:myu | 作成日時:2019年8月30日 23時

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