87杯 ページ41
me side
バレンタインから数日。
私は今先輩とお昼を食べに来ている。
この先輩は、新人時代、私の担当だった人で今は結婚して専業主婦をやっている。
この前たまたま再会して、今日お昼を一緒に食べようということになったのだ。
先輩「へぇ、Aちゃんにも彼氏ができたんやねぇ。」
『ははは、まぁ、お試しみたいな感じですけど。』
先輩「幼馴染みなんでしょ？ロマンチックやわぁ〜。」
ついさっきまでお互いの、どんなことがあったとか、今はこんなことになってるとか
っていう話をしていたのだが、
ふと私が幼馴染みと付き合うことになった。と
口に出したが最後、話は恋バナになってしまった。
『いやぁ、でもなんか、変な感じしますけどね。付き合うとか初めてで…
しかも私はあいつのこと、幼馴染みやって思ってるから…』
先輩「今も？」
『へ？え、あぁ、まぁ…よくわからないです。』
先輩「そう？あたしには、幼馴染みの彼が好きな風に見えたけど。」
『わ、私が？彼のことを？』
先輩「そうそう。」
『な、なんでまた…』
先輩「あら気づいてないの？Aちゃん幼馴染みの彼のことになると、
口角上がってるし、声のトーンもちょっと高くなってるんやで。」
『え？』
先輩「まぁこれは、あたしの一方的な見解かもしれないけど。
自分ではどうなの？彼のこと好き？」
『それは……』
ふと、スープに目線を落とす。
『…！』
スープに映る私の顔は、何故か赤く染まっている。
私は…千尋のこと……________
『…先輩。』
先輩「ん？」
『時おり、胸がきゅって苦しくなるんです。凄く熱くて、もどかしくて…
これは、恋、なんですかね…』
先輩「そうね…。少なくともあたしは、それを恋と呼ぶわ。」
『…そう、ですか。』
好き、私は千尋のことが好き。
その言葉が、心の中に溶けていく。
ほんとはずっと前から気づいてた、けど蓋をしてきた。
幼馴染みじゃなくなったら、好きになってしまったら、
どう接していいかわからなくなりそうで…答えを出すのを躊躇していた。
けど、今は後悔してない。
好きだって気持ちがわかって、なんだか恥ずかしいような、スッキリしたような…
先輩「ふふっwどう？初めての恋の感覚は。」
『なっ、いじわるな質問やめてくださいよ〜！』
先輩「だって、あんまりにも可愛いんだもんw」
『笑い事やないですからね…w』
先輩「まぁとにかく。幸せになんなよ。Aちゃん。」
『…は、はい。』
それから、先輩と連絡先を交換して、オフィスに戻った。
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イデア(作者) - 輪廻さん» 輪廻さんこんにちは！勝利のプリン・プリン使ってましたよー！ご愛読ありがとうございます！！ (2020年2月2日 15時) (
レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - いきなりコメント失礼します！楽しく読ませてもらってます！デュエマでプリン・プリンって使ってましたか？ (2020年1月31日 19時) (レス) id: faad783911 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - momo さん» まじですか…！！？嬉しいっ…！！(泣)｜cn「俺は、それ以上なんやけどなぁ…w」← (2020年1月21日 19時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 毎日新しい話出たかなって思いながら過ごしてます！ あとチーノくんだーい好き（マジで） (2020年1月21日 18時) (レス) id: 55905a6c44 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - momo さん» ありがとぉぉぉう((( momoさんのコメント毎回嬉しいっす…！！！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 415baab17e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年10月31日 21時
