72杯 ページ26
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繋いだ手が離れることなく。
少し休憩するために、近くのベンチに座った。
『イルミネーションって、案外見てて飽きひんねんなぁ…』
cn「なんそれw」
『ひねくれ陰キャんときとか、ただの電球やん。とかイキりちらかしとったけど。
案外そうでもなくてびっくりしたわ。』
cn「あーね？w」
『来年のクリスマスも…こうやったらええなぁ〜…』
ぼーっと光を眺めながら言うAの手を少し強めに握る。
cn「…来年も俺がイルミネーション見に連れてったるから、安心してええぞ。」
『…！ふへへ…そっかぁ、楽しみにしとくわ…w』
少なくとも俺は、Aと別れる気なんて微塵もあらへんし。
まだまだ恋人としてやりたいことぎょうさんあるからな。
cn「…せや。最後にさ、やりたいことがあんねんけど…」
『ん、なに？』
そうして俺は、ガーデンのとある場所へとAを連れてった。
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me side
最後にどうしてもやりたいことがある。
そう言って連れて来られたのは、イルミネーションで飾られた小さな鐘のある、ドームのような場所。
後ろの方に見える噴水が、なんとも美しい。
cn「…えっとな、ここでハグしたら、長続きするっていう噂があって…」
『え？』
cn「その、俺としては、Aとずっとおりたいからさ…？」
私もそこまで鈍感じゃない。
だから……
『…ええよ、』
cn「あぇ、ほんま？」
『なにその声…w』
cn「いや、ほんまにええの？嫌やったら言ってくれてええんやぞ？」
『ええの。嫌やあらへんし、別に。』
正直、恥ずかしいし、まだ少し、千尋のことを幼馴染みだと思っている部分もある。
けど、せっかくやし…？
特別な日やし…なにより嫌じゃないし。
千尋は、じゃあ…と言って私を抱き締めた。
顔に熱があつまっていく。
こそばゆくて、熱くて、どうしようもなくもどかしい。
千尋の心臓の音が聞こえる。
ドクドクと、激しい鼓動に、なんだかじんわりと心が熱くなる。
私は控えめに回した手に少し力を入れた。
すると、それに応えるように、千尋は私を抱き締める力を強くする。
cn「……やばい、めっちゃ好き…」
千尋がそう言葉を漏らした。
耳の近くで囁かれた言葉に恥ずかしさでいっぱいになる。
『……なにそれ。』
照れ隠しに私はそう言い返した。
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イデア(作者) - 輪廻さん» 輪廻さんこんにちは！勝利のプリン・プリン使ってましたよー！ご愛読ありがとうございます！！ (2020年2月2日 15時) (
レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
輪廻 - いきなりコメント失礼します！楽しく読ませてもらってます！デュエマでプリン・プリンって使ってましたか？ (2020年1月31日 19時) (レス) id: faad783911 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - momo さん» まじですか…！！？嬉しいっ…！！(泣)｜cn「俺は、それ以上なんやけどなぁ…w」← (2020年1月21日 19時) (レス) id: 6898052e36 (このIDを非表示/違反報告)
momo - 毎日新しい話出たかなって思いながら過ごしてます！ あとチーノくんだーい好き（マジで） (2020年1月21日 18時) (レス) id: 55905a6c44 (このIDを非表示/違反報告)
イデア(作者) - momo さん» ありがとぉぉぉう((( momoさんのコメント毎回嬉しいっす…！！！ (2020年1月20日 18時) (レス) id: 415baab17e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イデア | 作成日時：2019年10月31日 21時
