＊ハスキーな声＊ ページ6
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隣に座っているのに
会話はなくて。
⎯⎯⎯じゃあ、一人で飲んだら？
席を立とうとすると
カウンターに出されるドリンクとおつまみ。
いい加減、この空気に慣れなくて
「あの…………お先に失礼していいですか？」
財布からお金を出そうとすると
YS「要らない。もう、払ってある。」
えっ？
ここに来てから財布を出していないよね？
「あー、金？
いつもテキトーにもらってるから(笑)」
マスターとの仲だから通用するのか
それ以上は何も言えなくて
「ありがとうございます。
ごちそうさまでした。」
だけ伝えた。
外に出ると
まだ暑くて生ぬるい風が吹いていた。
YS「家、どこ？」
「えっ？」
YS「タクシー拾うから。」
「あー、えっと、、○○です。」
YS「携帯。」
「携帯……？」
私が携帯を出すと
そっと奪って番号を打つ。
YS「これ、俺の番号。」
「え、あ、ありがとうございます。」
イェソンさんは
タクシーを拾って
運転手に行き先を告げ私を乗せてくれた。
私は、ただお礼を言うだけ。
発進するタクシー
小さくなるイェソンさんを目で追いながら
久しぶりのドキドキ感に
一人戸惑ってしまった………………
すぐに光る携帯の画面。
慌ててタップすると
《また連絡して。》
……………その一言だけ。
何を連絡したらいいのかすらわからず
気付けば自宅前にタクシーが停まり
お金を払おうとすると
運転手さんが
「先程のお客様から頂いていますよ」
と教えてくれた。
私からの最初の連絡は
《タクシー代までありがとうございました。
おやすみなさい。》
すぐに返事が来て
《おやすみ。》
また素っ気ない一言。
「イェソンさんって何者なんだろう………………」
初めて会ったその人は
一瞬で私の記憶に強烈に残るくらいの
存在だった……………。
その夜。
久しぶりに寝つけなかった。
私の頭の中を占めるのは
悔しいけど、さっき出会ったばかりの
イェソンさんだった⎯⎯⎯⎯
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向日葵(プロフ) - りんさん» ホントですよね〜好きと不安の微妙なバランスが恋愛なんです(>_<) (2021年12月4日 11時) (
レス) id: 5445ef19cb (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 不安な分好きが募りますね＾＾ (2021年11月12日 11時) (レス) @page22 id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ふぁとまさん» お久しぶりです(*^_^*)またお付き合いよろしくお願いします♪ふぁとまさんをドキドキさせたいです！ (2020年11月17日 12時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
ふぁとま(プロフ) - 向日葵さん〜再開ありがトンです。また兄さんにドキドキしちゃいたい。 (2020年11月15日 22時) (レス) id: a49c2de03c (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» いつもありがとうございます(*^_^*)久しぶりに再開しました！またお付き合いをお願いします♪ (2020年11月15日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年9月7日 18時
