不意の来客 ページ7
・
RW「先生、僕、帰ります。」
私がコーヒーを淹れている間に
リョウクくんは風のように消えてしまった。
「で、どうしたのよ？
みんな、揃って(笑)」
コーヒーと手土産のシュークリームを
食べながら久しぶりの同窓会を楽しむ。
「ほら、ミハエルが認めた子を見たくて！
昔からいろいろウワサあったから、
ちょっとした好奇心で(笑)」
「そんなことで来たの？(笑)
昔から変わらないわね、、
さっき、ここにいた子がミハエル先生の生徒よ。」
「えっ？ウソでしょ！？」
ざわつく友だち
ただ黙る私
リョウクくんが私の生徒なんて
絶対に口が避けても言えない………………
・
・
夕方。
ソファーに座りながら
ぼんやりと今日の出来事を思い出していた。
制服姿のリョウクくん
先生の前では生徒の１人なんだ。
私の前では
生徒と言うより同等の関係に近いけど。
ミハエルが認める生徒⎯⎯⎯⎯⎯
そんな子がこんな小さなピアノ教室に
通っているなんて誰も信じないよね。
ピンポーン………………
玄関のインターホンが鳴って
ドアを開けると
RW「無用心。
ちゃんと確認してから開けなよ。」
「えっ、、今日は、火曜日だっけ？」
RW「何？レッスン以外の日は来たらダメなの？
いつでもピアノ弾いていいって言ったじゃん。」
「あっ、うん、、そうだね、」
RW「ちょっと貸して。」
リョウクくんはカバンから楽譜を取り出し
ピアノの前に来ると、小さな溜め息をついて
鍵盤に指を乗せる。
最初の音を奏でると
それだけで空気が変わる。
瞬きも呼吸も忘れるくらい
私はリョウクくんの音に引き込まれた。
RW「はぁ……………」
弾き終わっても納得いかないのか
椅子の前から動かない
視線は楽譜を睨んだまま…………
私はそっと立ち上がり
部屋から出ていこうとすると
RW「先生はさ、自分の命と引き換えてもいいってくらいの恋愛したことある？」
「えっ……………」
RW「この曲はさ、自分の命を燃やすくらいの情熱が
テーマなんだって。
ミハエル先生が熱く語ってた。
君も真剣に恋愛をしたらわかる。って
そんなの知るかっ、、
別れ話でひと悶着する僕に
どこまで求めるんだよ、、」
「私には絶対に弾けない曲かも………」
そんな燃えるような恋愛なんて
思い出してもしたことない。
RW「 あーぁ。ダルい…」
恋愛なんて忘れてしまった私。
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りん(プロフ) - 緊張が走ります。＾＾ (2022年9月30日 0時) (
レス) @page16 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ、嬉しいです( ≧∀≦)ノたくさんドキドキしてもらえますように♪ (2019年6月28日 13時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんドキドキします。(^ ^) (2019年6月28日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» 年下ナムジャ感、出せていますか(。>д<)？松田聖子の曲、聴いてみますね♪ (2019年5月30日 20時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、久々の恋愛になるのかな？キスは、ドキドキしますねーウフ、松田聖子ちゃんのパールホワイトイブみたいな恋愛もいいけど、年下ナムジャに翻弄される恋愛も良い(//∇//) (2019年5月28日 22時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2019年3月17日 20時
