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確実に。


熱を帯びた唇
この酔いはアルコールだけじゃない




きっとマスターのせい____




恨めしそうに
マスターを見ると
他のお客と楽しく会話していて
きっと意味のないキスだったんだと思うと
私だけが揺さぶられるのが馬鹿らしくなった



お金をカウンターに置いて
無言で店を出ようとすると



「黙って帰んなよ」



マスターに手を引っ張られ店の裏口に連れて行かれた。




「ちょっ、とっ、、、」



意味もわからず連れてこられて
情況も読めない私は
ただ悪足掻きするだけ。



「さっきから恨めしそうな顔してただろ?
もっと。もっと。って(笑)」



半分図星で。
半分否定で。


だからこそムキになって
突っぱねるのかもしれない………………





「だったら?」


「何が?」


「もっと。ってねだったら私の要求を
受け入れてくれるの?」


「さあな(笑)」




結局、私の空回りで。



私がアクションを起こしたところで
何も変わらないんだから………………




「帰る。離して。」



「お前さ、彼氏にそんな姿見せてんの?」



「そんなって?」



「女の顔。
さっき、キスして思ったんだけど久しぶりだろ?

スッゲー、ヤラシイ顔してた。
欲しくて堪らないって顔(笑)


普通の男なら
そんな顔されたら喜ぶんじゃねーの。」



「ほっといて……………

もう、いいのっ、、、」





そんな痴話喧嘩をしていると
スタッフがマスターを探しに外に出てきた。





「お前のせいでサボれなくなっただろーが」


「知らないわよっ、真面目に働きなさいよっ」





マスターに捨てゼリフを吐いて
夜の街を彷徨う。





2軒目を探していると
ふと見慣れた姿が向こうから歩いてくる





イェソンだ………………………





何で私があげたネクタイしてるのよ。
あのカバンも靴も………………



すぐに気付く私も私だけど
未練がましいのよ……………




YS「リノ…………………」



お互いの周りだけ
時間が止まってしまったような。

私の目の前にはイェソンしか見えなくて
イェソンの声しか聞こえなかった。



YS「悪い。今日、パス。」



側にいた会社の同僚らしき人に声を掛けて
私を連れ去った。




すでにアルコールの入った体は
抵抗力も鈍っているのか
イェソンに体を預けていた。




「イタっ、、、、」



慣れないヒールが
真っ直ぐ歩く事すら邪魔する



YS「大丈夫か?」



「ほっといて………」




やっぱり素直になれないよ…………

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設定タグ:リョウク , イェソン , キュヒョン   
作品ジャンル:恋愛
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向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、続編を公開しました。よかったら読みに来て下さいね(*^▽^*) (2018年10月31日 5時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ウホホッ?ザワザワ楽しみです。(*≧∀≦*) (2018年10月22日 5時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、いつも温かいコメントをありがとうございます(*≧∀≦*)少しずつですが下書きを始めたので公開したら読みに来て下さいね。 (2018年7月28日 4時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとう(*≧∀≦*)ざわざわ、ワクワク、ドキドキ、わーい、歳がいもなく、興奮してます。リョウクの過去…気になる非常に(-.-)y-., o O (2018年7月25日 7時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます(*≧∀≦*)ありがたいお言葉に続編に繋げますね!公開までしばらくお待ち下さい♪ (2018年7月25日 6時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:向日葵 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/  
作成日時:2017年11月14日 6時

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