恋愛偏差値〜あなたの恋は？〜

第6話・・・続きはbedroomで ページ41

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ピンポーン


珍しいな。


今日2回目のインターホンが鳴って
ドアを開けると
目の前にいたのは……俯いたままのﾘｮｳｸだった。



「どう、したの………？」


RW「来たらダメだった？」


「う、うん。
ただ、ビックリしちゃって、、、

入って？
今、コーヒー淹れるね。」


キッチンでコーヒーの準備をしていると


RW「ね、誰か来てたの？
マグカップ………2人分、あるから。」



慌ててテーブルを見ると
さっきまでｷｭﾋｮﾝが飲んでいたカップが
置きっぱなしだった。



「ゴメンねっ、片付け忘れ。」


その行動や仕草が挙動不審だったのか
ﾘｮｳｸは私の手首を掴んで座らせた。



RW「もしかして…………

先客は、ｷｭﾋｮﾝさんだったりする？」



「………………………」



言葉が見つからなくて。
心臓のドキドキ感が堪らなく刺すような痛みで。




RW「何となく。
会話していても、違和感があったから。


元カレってところかな？………でしょ？」



ﾘｮｳｸの声は落ち着いているのに
怖くて顔を見れなかった。



RW「あ〜ぁ。
そんなこと言いたくて来たんじゃないのにな。


そろそろ
先に進めたらいいな。って


ヌナが嫌じゃなかったらだけどね。」



嫌なわけない。


だけど
ﾘｮｳｸが嫌になるかも………………





私は一大決心して
ﾘｮｳｸの手を引っ張り寝室に向かった。


ベットに座らせて
ゆっくりブラウスとキャミソールを捲る

スカートを少しだけ下げて
肌を見せた。





ﾘｮｳｸの視線の先


それは私の傷……………………






「ゴメンね、驚いたでしょ？(笑)


昔ね、手術をしたんだけど
気づくのが遅くて傷口が広くなってね。

術後の経過もよくなくて
くっきりと痕が残っちゃったの。


恋人がいても怖かった。
服を脱いで体を重ねるなんて
怖くて怖くて…………


だから、寸前でいつも嫌がるから
相手から冷たい言葉を投げられて別れるパターン。



私、…………まだ未経験なの。」




RW「ウソ…………だろ？」




「本当(笑)
だから、別れたくなったら遠慮なく言ってね。」




RW「じゃあ………同意なしで抱いてもいいってこと？」




「えっ、、、、、」




ﾘｮｳｸは思いきり私の体を抱きしめ
ベットに押し倒した。






RW「傷なんて………関係ないじゃん。


バカだよ、ヌナのバーカ。」








優しく触れる唇。
真っ直ぐに伸びてきた舌。
髪を撫でる手。
首筋を伝う指。





これから始まる行為に
怖くて目を閉じた。

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