75話 ページ26
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雷門中に戻り、そこには理事長と校長先生がいた。
今は工事中らし、たくさんのブルーシートが張られている。
私たちはそれぞれ休みに入った。
風丸「明日香、薫さんのとこか?」
明日香「あぁ、行ってくる!」
みんなは河川敷で練習と言っている。
でも私はいち早くおばあちゃんの元へ行きたかった。
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明日香「おばあちゃん、帰ってきた……よ………」
扉を開けると、何故かそこにはおばあちゃんはいなかった。
看護師さんはいつも通りに案内してくれたし
おばあちゃんは黙って抜け出したりしない。
検査中でも手術中でもないのに、なんで?
私は花を机に置いて、急いで看護師さんの元に。
看護師「え、藤丸さんいらっしゃらないの!?」
明日香「検査中でも手術中でもないはずなんです!」
看護師2「そういえば藤丸さんの元に、銀髪の色黒のお兄さんがいらっしゃってなかった?」
看護師3「私車いすを引いているところを見かけました!」
え、エミヤが?
プーサー(マスターの代わりにきてたんじゃないかな?)
明日香(そうかも…)
明日香「あの、どこに行ったんですか?」
看護時3「おっしゃってなかったから、分からないわ。
でもそう遠くには行ってないはずよ。近くに看護師さんもいるから」
そう言うと看護師さんは笑顔で答えた。
外出って、そう簡単にいけるものなのか?とか思いつつも
私はお礼を言って、病院を抜けだした。
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家にも商店街にも二人が行きそうな場所にはいなかった。
二人とも携帯持ってないし……。
私は少し疲れ気味で、みんなが練習しているであろう河川敷を通った。
明日香「あ!いたーー!!」
河川敷の近くに、おばあちゃんとエミヤそして看護師さんがいた。
祖母「おや、明日香ちゃん」
赤弓「おかえりマスター」
看護師「ほらぁ、やっぱり心配されてたじゃないですか」
私の頑張りを認めてくれたのは看護師さんだけだった。ったく、この二人は
明日香「まさか河川敷にいるなんて思わなかったよ」
祖母「みんなのことを見たいと思いましてね」
明日香「私に言えばよかったじゃん」
祖母「サプライズ」
おばあちゃんはニィっコリと微笑んだ。
赤弓「ところでこちらを向いている方々は、明日香の仲間かい?」
エミヤが名前で呼ぶ時は人がいる時だ
そう言うエミヤの見る方向に目を向けると
みんなこちらを唖然として見ていた。
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桜椿(プロフ) - 麗奈さん» 麗奈さんありがとうございます!これからも更新頑張っていきます! (2018年5月19日 1時) (レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この小説とても面白いです!!FGOの主人公の記憶があるなら図太くてお調子者でも面白いですよね。更新楽しみに待ってます!! (2018年5月18日 14時) (レス) id: 9652533cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜椿 | 作成日時:2018年5月16日 23時