７３話 ページ24
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もうこの際ぶっちゃけてしまおうかと思った。
そのほうがいちいち聞いてこないだろうし、私の手間も省けるから。
明日香「あの時のことを話す前に、まず私のことを聞いてほしい」
みんなは真剣な眼差しで私を見る。
明日香「実は私、７歳より前の記憶がないんだ」
栗松「……え、薄々覚えているとかではないんでヤンスか？」
明日香「あぁ、何にも。本当に覚えてないんだ」
暗殺されたのは覚えてるけど
プーサー(僕等の事は覚えてるのにね…)
そしてキャラバンで旅立つ前に、もらったロケットペンダントのことも話した。
明日香「おばあちゃんからもらったペンダント。これは私の両親の写真がある。
でも私は、それまで両親の顔を知らなかった。ただ遠くにいるとだけ言われて」
そう言うとみんなの目が見開いた。驚いて思わず声を出している人も。
明日香「知らなかったけど、私は別にそれでいいと思ってた。
何も不自由がなかったから。………でもあの時」
私はロケットペンダントを見た。
あの時の影山の言葉を思い出して、思わず奥歯を噛んだ。
明日香「影山が言ったんだ。“私はお前の親を殺した”って」
皆「！？」
鬼道「影山が………！？」
秋「そんな……！」
木暮「………マジかよ……」
明日香「影山が言うまで、私は両親のことは頭に入れてなかった。
けど“
円堂「え、明日香のお父さんの技…？ってことは、サッカープレイヤーなのか？」
明日香「……あぁ。影山の言葉を聞いた瞬間、フラッシュバックした。
私とお父さんがサッカーをしている姿を。……倒れたのはそのときだ」
でもまさか彼奴が私の父だとはな…立香くん
彼がロビンの技を支えたのは納得したよ
一之瀬「そう、だったのか……」
瞳子「……………」
明日香「あーほらぁ、こういう雰囲気がやだったんだよ。仲間思いすぎ！」
壁山「当然っスよ！今までそんなこと知らなかったんっスから！」
明日香「そりゃ言ってないからな」
壁山また泣きそうな顔して…。
円堂「なんか辛いことあったら言えよ！俺ら仲間なんだからさ！」
塔子「そうそう！一人で抱え込んだら爆発しそうだしな」
みんなは私に向かって笑いかける。
おばあちゃんの言葉の意味が、なんとなく分かった気がした。
明日香「…………ありがとな」
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桜椿(プロフ) - 麗奈さん» 麗奈さんありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2018年5月19日 1時) (
レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この小説とても面白いです！！FGOの主人公の記憶があるなら図太くてお調子者でも面白いですよね。更新楽しみに待ってます！！ (2018年5月18日 14時) (レス) id: 9652533cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月16日 23時
