６８話 ページ19
.
私は染岡と交代し、FWの位置に立つ。
吹雪「……おい、お前、大丈夫か？」
隣にいた吹雪の口調と雰囲気が変わっていた。
豹変しても、あのリスのときのように優しさは変わらなかった。
明日香「大丈夫。吹雪、かましてやろうぜ、染岡の分もな」
吹雪「……(ﾌｯ、あぁ、やってやろうぜ！」
視線を前に移すと、不敵な笑みを零す不動がいた。
不動「さぁ……お手並み拝見と行こうかねぇ」
明日香「私に興味があるんだろ？期待通りに応えてやる」
プーサー(マスター頑張れ！)
明日香(あぁ！)
＿＿ﾋﾟﾋﾟｰ
試合再開。
これは後半戦。今は1-1と引き分けになっている。
この試合は佐久間と源田を救うためのもの。
私は吹雪からボールをもらって駆け出す。
源田も禁断の技を持ってるのは知っている。
敵はわざとそれを使わせようとしているためか、相手チームはゴールまでの道をあける。
明日香「追加点、入れてやる！」
私は横目に吹雪を見た。そしてすばやくパスを出す。
源田「もうさっきのような騙しはきかない！」
だろうと思った。
点を入れられたのは、きっとシュートチェインだろう。
明日香「吹雪！」
吹雪「おう！」
私と吹雪はゴールまでの道を並んで走る。
すばやく二人でパスを出し合いながら。
源田「…………なっ！」
不動「……!?」
明日香「はぁっ！」
最後にボールをもらった私は、目にも止まらぬ速さでボールを打つ。
予想通り、源田は技を出す暇もなくゴールを許す。
不動「………ちっ」
円堂「すげーぞ二人共！！」
吹雪「やっぱお前やるな！最高だったぜ今の！」
明日香「吹雪もあれでよく分かったな。ありがと！」
吹雪「……っ！あ、あぁ//」
染岡「やるじゃねぇか！」
目金「ふむ、あの技、二人の足の間を往復する…ラウンドトラップと名づけましょう！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜椿(プロフ) - 麗奈さん» 麗奈さんありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2018年5月19日 1時) (
レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この小説とても面白いです！！FGOの主人公の記憶があるなら図太くてお調子者でも面白いですよね。更新楽しみに待ってます！！ (2018年5月18日 14時) (レス) id: 9652533cde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月16日 23時
