【d！】悪魔に取り憑かれた系幼女lll (ページ20)

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少女と騒がしい夜ご飯ページ20

みんなで席に座りグルにぃの頂きます、の合図でみんな食べ始める。私は膝にいるタガイにご飯をあげながら自分も食べているのでちょっと遅い。でも私は元々食べる量が少ないから大丈夫だけど。

「ん～ごまだれ取ってぇや」

「あ！それ俺のドリアやろ！」

「ちょっと待って～」

「ほらほらもっと食べられるよなぁ？」

「煩いわ！食べちゃったんやからもうええやろ！」

「い、いやぁもう食べられないというかいらないというか…」

『いつも通り煩い。』

tg「もう誰が誰だかよく分からんな。」

『ほんと。はい、野菜。』

tg「ん、むぐ」

もぐもぐとタガイと食べながら騒がしい食事風景を眺める。初めて食べた時はこんなに煩いものか、と吃驚したが今では慣れたもの。タガイと食べながら一緒にクスクス笑ってる。

ht「Aちゃん、アレ取ってくれる？」

『あ、はーい。よっ、と。はい、ひと兄様』

ht「ありがとう。今日のサラダも美味しいよ。」

『いえ！ひと兄様の野菜を使っているから美味しいんですよ。』

ht「ふふ、ありがと、嬉しいよ。またいい野菜作るからね。」

『はい！楽しみにしています。』

ひと兄様とはこの後すぐにお話出来るから楽しみだ。タガイとご馳走様をした後一緒に片付けをして冷蔵庫から暇な時間に作ったケーキとゼリーを取り出す。それを持っていくとグルにぃとオス兄様の目がキラキラとひかりだした。

『今日はケーキとゼリー、2種類ですよ。』

gr「！Aのケーキ！」

os「しかもチョコケーキがあるめう！」

『ケーキはショートケーキとチョコケーキの2種類、ゼリーはブドウゼリーとリンゴゼリーの2種類を用意してますよ。』

gr「ショートケーキが食べたいゾ！」

os「チョコケーキがいいめう！」

『分かりましたから落ち着いて下さい。』

早く早くと言ってくる2人を抑えてケーキを前に出す。その後は真っ先にゼリー！と言ったコネ兄様にゼリーを出して他の方々にはしっかりと要望をきいてから目の前に出した。

em「流石Aさんですね。凄く美味しいです」

ro「めっちゃ美味い…。今度何かお菓子作ってもらおかな」

syp「ロボロさん狡いです。俺も作ってもらお。」

デザートを食べているのを見てふぅ、と小さく息をついた。肩に乗っていたタガイがお疲れさま、と尻尾で頭を撫でてくれた。少し珍しい事に吃驚した後私はタガイに微笑んだ。