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「うわぁ、凄い。」
小さく呟く。
アイドルのコンサートは初めてだ。
お客さんの圧も凄いけど、ステージからの圧も凄い。
私達のステージとはまた違うノリ？
広いステージを歌いながら踊りまくるSEVENTEEN。
大画面に大きく映るメンバーは、カメラに向かって、ポーズを取ったり、投げキスをしたり。
会場のお客さんが黄色い声を上げた。
「ねぇ、ルーカス、アレは何をやっているの？」
隣にいるルーカスに聞くと、
「え、A、知らないの？ファンサ所謂ファンサービスだよ。」
「へぇ、ファンサービス？それで、キャーなんだ。」
ルーカスとアレックスとリサと私は、関係者席で彼等のステージを観覧中。
私達の席は多分、ジス達からはわからないようになっている。
来ているのは知っていても、ね。
ステージ上のキラキラしたSEVENTEENメンバー。
ジスも、ウジも、知らない人みたい。
私と同じ、か。
作られたCharacter。
私は顔を隠しているから、ソレが顕著だ。
ただ、顔を隠している分、私のプライベートは、守られる。
ジス達は、顔を晒しているから、いつでも、どこでも、ファンの前では、SEVENTEENで居なければならない。
カメラも至るところに入るって聞いたし。
色々、大変だな。
「あ、」
「どうした？」
「あの舞台装置、良いな。」
「…お前、ちゃんとジョッシュ、見てやれよ。」
呆れたように言うルーカス。
アレックスは、声を殺して、笑い出す。
「え、見てるよ？」
SEVENTEENのジョシュアは、キラキラしていて、不思議だった。
「ねぇ、アレックス。あのレーザーライト良いね。後で照明さんと話できないかな？」
「ん、後で行くか？」
「うん、舞台装置の話も聞きたい。」
「そっち？そっち行くの？」
ルーカスが呆れたように言う。
「あ、ルーカスは、メンバーに会いに行くんでしょう？リサ、お願いね。」
ルーカスが招待を受けたから、楽屋に顔を出すのは当たり前だよね。
リサは苦笑いして頷く。
「え、Aは、行かないの？」
ルーカスの言葉に首を傾げる。
「招待受けたのは、ルーカスだよね？」
私がそう呟くと、アレックスとリサは笑う。
「いや、だからさ。」
「私、スタッフさんと話したい。」
「えぇ、…じゃあ、アレックス、スタッフと話したら連れてきて。」
「はい。」
なぜ、楽屋にこだわるの？と思いつつ、
歌って踊るSEVENTEENを見つめた。
…
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ちな(プロフ) - maさん» コメント＆応援、ありがとうございます。楽しんで頂けているようで、嬉しいです。はい。がんばります。 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新いつも楽しみにしてます。これからも無理せず頑張ってください。 (2022年5月20日 23時) (レス) @page4 id: 279d3df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - やはやはさん» 応援ありがとうございます。女子視点から見たら男の子は不思議をテーマに書いてます。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2022年5月20日 22時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - いつも読んでます！このお話のジョシュアがめちゃめちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます。！ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 9f94b353bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年5月20日 14時
