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ジスのママはとても素敵な人なんだけど…。
だけど、流石、ジスのママって感じで、たまに不思議の国に旅立ってしまう。
そう言えば、学生時代、"ママって呼んでくれなきゃ返事しない"って、出会って早々に言われて、驚いた。
ジスのお父さんもパパって呼んでと半ば強制されたんだっけ。
凡人の私には理解できないホン家ワールド。
たまにジスパパは私と同じ顔をして、妻と息子を見ているから、ジスパパは不思議の国の住人じゃないみたいだけど。
多分、諦めてる？かな。
夕食を頂いて、食後のティータイムで、ジスママは爆弾を落とす。
「今日は泊まっていくでしょう？Aちゃんの部屋もあるし、」
え、ジスママ、何、言ってるの？
「当然、泊まってくけど、Aは僕の部屋でいいでしょ？」
え、ジスも何、言ってるの？
チラリとジスのパパを見れば、呆然と妻と息子を見ていた。
そして、私を見て、口パクで、"ごめんね"と言う。
あぁ、この二人、止められないよね。
うん、私にも、止められそうもないや。
「そう言えば、ジス、あの熱愛報道は嘘だったのよね？」
あれ、話題が変わってる？
「うん、ちゃんと事務所が否定文出したでしょ？」
「アレが本当だったら、お前を撃っちゃうとこだったよ。HAHAHA」
あれ、ジスパパがおかしい。
「僕がA以外に惹かれるわけ無いでしょう？報道された日もずっと僕はAと一緒に居たんだし。」
「それならいいの。ママはAちゃんが娘になるのを楽しみしてるんだから。他の子なんていらないわ。」
「パパもだよ。HAHAHA」
「僕だってA以外いらないよ。」
あははは。と笑うホン家の人々。
え、なんか、おかしい。
おかしいよね？
まともだと思っていたパパまで、なんか…え〜。
どうしよう。
戸惑っているうちに、家族団らんは終わっていた。
なんだろ、ちょっと疲れた。
ジスに手を引かれて、久しぶりにジスの部屋に入る。
学生の時と何も変わらない部屋にちょっと驚く。
「ほとんど帰って来てないから。」
そう言うジス。
そうね、前も私の実家に帰ってきてたもんね。
「たまには帰ってあげないと…」
そう私が言えば、
「そうだね。その時は、Aも一緒に、ね。じゃないとあの人達が煩いから。」
ジスは私を抱きしめて言う。
なんとなく、そう、今日の様子を見て、なんとなく、その言葉は、理解できるけども。
私、ホン家ワールドについていけるかな。
…
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ちな(プロフ) - maさん» コメント＆応援、ありがとうございます。楽しんで頂けているようで、嬉しいです。はい。がんばります。 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新いつも楽しみにしてます。これからも無理せず頑張ってください。 (2022年5月20日 23時) (レス) @page4 id: 279d3df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - やはやはさん» 応援ありがとうございます。女子視点から見たら男の子は不思議をテーマに書いてます。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2022年5月20日 22時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - いつも読んでます！このお話のジョシュアがめちゃめちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます。！ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 9f94b353bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年5月20日 14時
