え、あ、無理 3【JM】 (ページ7)

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朝ページ7

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朝起きて、隣を見たら、ジミナじゃなくて、シオニが寝てた。
いつもは、ジミナなのにな。なんて思って、ちょっと寂しく思っていたら、シオニがギュッと抱きしめてくれた。
昔から、寂しいと思った時はいつもシオニが居てくれた。
シオニが海外飛び回るようになっても、
それでも、寂しいな。と思うと、シオニが私の傍に居てくれて、"Aには僕が居る"って、いつも抱きしめてくれてた。

ジミナと付き合ってからは、寂しいと思うことがなかったから、シオニは私の傍に居なかったけど…。

昨日、ジミナの様子が変だった。
ちゃんとシオニを紹介したかったのにな。

「A、おはよう。"お目覚めはいかがですか？僕のお姫様"」

いつものシオニの言葉に懐かしさが広がる。

「おはよう、シオニ。"私はお姫様じゃないわ"」

ふふふと、笑いながらいつもの言葉を返す。

「では、"僕の可愛いお嬢様、今日は何して遊ぶ？"」

「え、シオニ。お仕事は？」

「僕の仕事はお嬢の役に立つことだよ。A」

そう言うとシオニは、ベッドから出る。

「今日は、僕の買い物付き合ってくれる？」

そう言ってシオニは、私を抱き上げた。

「良いけど…」

昨日のジミナが気にかかる。
シオニに、リビングのソファまで運ばれた。

「さぁ、準備して。朝は外で食べよう。」

シオニがそう言うので仕方なく身支度をした。
ジミナ、今朝は来ないかな。
夜一緒じゃない時はいつも来てくれるのに…。

身支度をして、とりあえず、コーヒーを飲んでから、出掛けようと、シオニと二人でコーヒーを飲んでいたら、

「A、おはよう」

って、ジミナが目をこすりながら、リビングに入ってきた。

「ジミナ、おはよう」

私がそう言うと、ギュッとジミナは私を抱きしめた。

「く、あはは。」

そんな私達を見て、シオニが笑った。
とても、愉快そうに。

…