え、あ、無理 3【JM】 (ページ44)

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準備ページ44

シオン

「ねぇ、ヌナ。一人貸して。」

僕がハヌルヌナにそう言うと、
ヌナは苦笑いした。
ヌナは僕達の組織の人員管理をしている。

「誰を貸してほしいの？」

ヌナはそう言って、ファイルを僕に渡した。

「うーん、あ、"ユア"が良いかな。」

ファイルをパラパラめくりながら言うと、

「あら、ユアはまだ駆け出しよ？」

「いいんだ。グクの隣に立たせるだけだから。」

「シオナの隣じゃなくて？」

わざとらしく首を傾げるヌナ。
分かって居るくせに。
わざとらしいんだよ？

「ふっ、はは。僕の隣？面白い冗談言うね？」

僕がそう言って笑うと、ヌナは顔を青くした。

「ごめんなさい。ユアを貸すから許して？(シオナもやっぱりリュウなのね。)」

「じゃあ、宜しくね。」

ヒラヒラと手を振り、僕はヌナの会社をあとにした。

次の大きなパーティで、奴等はきっと、仕掛けてくるだろう。
テヒョナは、サランをエスコートすることになってるし、グクはユアをエスコートして貰おう。

テヒョナの話はもう回ってるっぽいから、多分、ジョングクが狙われる。
二人が手に入らないってなったら、誰が次の標的になるのかな？
クォンとリュウを敵に回したい奴等は居ないから、ね。

Aとジミナも、お披露目だし、なかなか面倒そうだな。

…