え、あ、無理 3【JM】 (ページ43)

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シオニヒョン２　JK ページ43

JK

「君のお兄さん、チョン・ホソクがさ。"ジョングクは、僕の弟だから、干渉しないで。"って、言っていたから、僕は君と距離を置いていたんだ。
僕はAの下僕だけど、リュウ家の人間で、君たちチョンと関わらなくてもなんの問題もないからさ。」

シオンさんは、そう言うとふぅと息をついた。
え、シオンさんが、俺と一線を引いていたのは、ホソクヒョンのせい？

「今回のことは予測できた事態なんだけど、キムの兄達も、チョンの兄も何も対策してないんだよね〜。クォンやリュウでは、有り得ないよ。」

そう言うと、シオンさんは、チラリとドアを見た。
ドアが開き、部下の人がスマホを持って入ってきて、テーブルに2台スマホを置くと、また部屋から出ていく。

「とりあえず、君の、新しいスマホね。前のは多分ナンバーが出回ってるからさ。」

「え、ありがとうございます。」

俺はスマホを受け取り、ポケットに入れた。

「僕の連絡先も入ってるから、困ったことがあったら、いつでも連絡してね。君は、Aとテヒョナの大事な"弟"だから、僕にとっても、大事な"弟"だよ。」

シオンさんはそう言うと、ニコリと笑った。

「ヒョンって呼んでも良いですか？」

勇気を出して言ったら、

「良いよ。グク。」

シオニヒョンは、笑顔のまま、返事してくれた。
そんな俺達を見て、テヒョニヒョンはニコニコとしていた。

「それでね、テヒョナは、うちの本家のリュウ・サランが後ろについたから、面倒な縁談は、サランが、ぶち壊すだろうけど、グクのは、僕がぶち壊すから、安心してね。」

怪しい笑顔を浮かべるシオニヒョンに、
見惚れつつも、頷くしかなかった。

…