え、あ、無理 3【JM】 (ページ37)

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二日酔い　YG ページ37

YG

「ゔぅ〜」

「頭が…」

リビングで頭を抑えて、ソファに座る男が二人。
ソクジニヒョンとナムジュナ。

「二人が二日酔いなんて珍しいね。」

ホソクはそう言いながら、二人に水と薬を渡す。

「昨日のAのパーティにサランが来てたんだよ。で、しこたま飲まされてた。」

俺がそう言うと、ホソクは苦笑い。
俺らが、格上のサランからの酒を断われるはずがないんだ。

「まぁ、二人の、自業自得なとこあるけど。」

テヒョナをほっぽって、挨拶回りしてたみたいだし、この二人。

サランは、自由人だし、Aと違って俺達とつるむことはほぼ無い。
他人に興味がないんだよな。
Aとテヒョナ、シオナとは仲が良い。
まぁ、でも、他の奴らよりは、俺達を認識してるんだろうけど。

「サラン、帰国してたんだ。」

ホソクは昨日、会えなかったのか、残念そうにつぶやく。

「暫くはこっちにいるんじゃないか？」

元々、外国を飛び回るような人だけど。
テヒョナに甘いし。

「あ、テヒョナ出かけるのか？」

テヒョナが上着を持っていたので聞くと、

「あ、サランヌナと、待ちあわせしてるんだ」

幸せにそうに笑い、テヒョナは出て行った。
サランの名前を聞いて顔色を悪くする二人に、
"いいなぁ"と呟くホソク。

暫くは、また騒がしくなりそうだ。

と俺はため息をついた。

…