え、あ、無理 3【JM】 (ページ30)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:88,649 hit

お迎えページ30

ー

チェ・ジフンの息のかかる病院から私をお迎えに病室に来てくれたのは、お祖母様とドソンとジミナだった。

正直、得体のしれないジフンからのアピールは私にとっては気持ちの悪いもので、医師として潜入してくれているソユが居なければ、私はきっと、変な薬を盛られて、ジミナのもとに帰ってこられなかったと思う。

"会いたかった"って、ジミナがいってくれて、ジミナの傍に帰ってこれて本当に良かった。

もう、ジミナと離れたくなくて、ずっと彼を手を繋いでいた。

病院からお祖母様の車に乗せられて、帰宅途中、

「貴方達、もう、婚約発表しちゃいなさい。」

お祖母様にそう言われた。

「離れるつもり無いんだから。"私達"が、認めたとなれば、こういう、変なちょっかいもなくなりますよ。」

お祖母様の言葉にそれもそうか、と納得して、ジミナを見れば、彼もニコニコと笑っていた。
全て、お祖母様に"任せなさい"と言われた。

帰宅したら、シオニとテテに抱きしめられた。
"心配した"って、" 良かった"って、二人はちょっと泣いてた。

「変な薬とか、大丈夫だった？」

テテが私の手を握って言うと、

「大丈夫だよ。俺が全部阻止した。全部すり替えてやった。俺が黙ってるわけ無いだろ？」

私の後ろからソユが言った。

「ソユヒョン…潜入してたんですか、」

シオニがソユに言う。

「それが俺の仕事だからな。」

ソユがそう答えると、ジミナがソユをガン見していた。

「あ、ソユは私の幹部で、色んなとこに潜入するのが仕事なの。」

ジミナに言うと、驚いていた。
そういえば、教えてなかったな。

「とりあえず、無事に帰ってこれて良かったね。」

テテはそう言って、笑った。

…