え、あ、無理 3【JM】 (ページ11)

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僕とシオン　TH ページ11

TH

シオニの優先事項、第一位はAだ。第二位は、僕。他の順位は知らない。
シオニは、暗めの茶髪に、明るい茶色の瞳、身長は、僕より高い。
細マッチョで、Aの護衛ができるくらい強いし、アメリカで飛び級して大学卒業できるくらい頭も良いし、語学も堪能で、仕事ももちろん出来る。
性格は温厚で、口調ものんびりで、Aや僕にはとてつもなく優しい。

そんなシオニは、抜けてるとこがある。
気にしてないから、そうなのか、多分、気にもしてないから、そうなんだろうね。
僕のうちで、お風呂に入って、また上半身裸で髪の毛びしょびしょの彼は、そのままリビングのソファに座って、

「テテ、大変だ」

そう言って、僕を振り向いた。
とりあえず、無駄に良い体を僕に見せないでよね。
僕はドライヤー片手に

「何が大変なの？」

と、彼の髪を乾かしながら、彼に聞いた。

「Aのうちでジミン氏とAが寝る時は僕は彼とも寝なければいけないじゃないか。」

「は？え、」

「まだ知り合って浅い男と同じベッドというのは…」

「ちょっと、待って。」

なんか、盛大に良くないことが起こりそうで、シオニの言葉を止める。
首を傾げるシオニ。

「シオニは、Aと寝るの？」

「いつもそうだし、当たり前じゃん。」

「恋人の時間邪魔するの？」

「ん〜？」

「シオニ、もうさ、今日から僕とこっちで、暮らそう？」

「え、でも…」

「僕、シオニ居ないと寂しいなぁ。」

「テテが寂しいなら仕方ないか。」

とりあえず、シオニを止めることに成功したみたい。
ちょっと、あの二人、僕に感謝してよね？
てか、シオニ、いい加減、上を着て！

…