- I was fooled by him.2 -

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モッパン　YG ページ9

YG

AがV LIVEでモッパンをするらしい。
それを聞いたメンバーは、自分たちも食事の準備をして、Aの V LIVEをつけた。

『Darling、あんにょん。モッパンをしろと我らがJYP、ジニョンさんからの司令です。皆さん、食べるもの、用意しましたか？私は、じゃーん。』

Aは、そう言って、テーブルを映す。テーブルの上にはごちそう、ではなく、さまざまなキムチが沢山置いてあった。
何故にキムチ。

『では、いただきましょう。いただきます。』

「「「いただきます」」」

Aの掛け声に素直に返すマンネたち。もぐもぐと口を動かす姿は小動物のようだ。

『何故、キムチ？』

Aがコメントを読んだ。

『実は、好きなんですよ。キムチ』

嬉しそうな、楽しそうな笑顔で言うAは、美味しそうにキムチを食べる。

"どこのメーカーのキムチですか？"

コメントを見たAは、苦笑い。

『あ〜、今、私が食べてるのは非売品です。ジミナのオンマの手作りです。美味しい。』

「「「「え？」」」」

"ジミナのオンマ"の言葉にメンバーがジミンを見る。

『うちのオンマはキムチ漬けられないので…いや、一度漬けたら、めちゃくちゃ不味かったんですよね〜。本場にはかなわない。あ、ちなみに、こっちは、ソユンオンニのオンマのキムチで、こっちは、ジニョンオンマのキムチ、アリンオンマのキムチ、ユノオンニのオンマのキムチ、あ、こっちは、スンミオンニのオンマのキムチ、うふふ、全部非売品のキムチです。』

並べられたキムチは全部誰かのオンマのキムチだった。
なんか、すげー。

「オンマいつの間に…」

呆然とジミンが呟く。

『キムチが食べたいって言ったら、事務所に送ってくれました。ジミナのオンマありがとう。』

「キム家の、キムチは？」

テヒョンが呟く。

"うちのキムチ食べて〜"

コメントを、見たAは、

『あ〜。キムチ一杯もらったので、もうキムチは今はいらないかな？ありがとうね。』

と返す。
テヒョンが、がっかりしていた。

…