- I was fooled by him.2 -

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調査　BTS ページ5

☆

毎回恒例のAの楽屋訪問。
今回はどことなく、いつもと雰囲気が違う。
彼女は楽屋にあるテーブルに来ると、

「ジミナ、ヴィくん、グク、ちょっと、こっちきて。」

三人を呼ぶ。

「どうしたの？」

「なぁに？」

「なにかありましたか？」

三人はとりあえず、テーブルに集まる。
ヒョンたちはそんな4人をそれとはなしに見守る。
Aは、テーブルに箸を転がす。

「「「…。」」」

それを見てわけがわからず、黙り込む三人と、

「なにそれ〜。アヒャヒャヒャヒャ」

笑い出すジン。
Aは、目を見開いて、ジンを見つめると、

「ジンさん」

と小さく呟いた。
その驚いた顔にみんなが二人を交互にみる。

「"箸が転んでもおかしい年頃"って、ジンさんの年齢だったんだね。」

ごく真面目な顔をして言うA。
慌てて、ナムジュンが、

「あの人は"何でもおかしい大人"だから、違うんだ。」

と告げる。

「え、そんな人いるの？」

と、驚くA。

「あそこにいるよ」

「あそこにいるじゃん。」

ジミンとVが言う。

「まぁ、そんな大人、あの人しかいないです。」

ジョングクは、何気に酷い。

「ん〜、そっかぁ。」

納得したような、しないような顔をしながら、Aは箸を持ち、控室から出ていった。

「弟達が酷い」

小さくジンは呟いた。