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雑誌撮影 ページ30




雑誌撮影


「Luv honeyのAです。宜しくお願いします。」

スタジオの入口で頭を下げると、

「あ、Aちゃん、久しぶり〜」

「宜しくねぇ〜」

顔見知りのスタッフさんが声を返してくれた。

今日は、一人での雑誌撮影。
相手が居るとか、話は聞いてるけど、誰だろう?

「A、メイクしちゃお」

そう、メイクさんに呼ばれて、メイク室へ。

「コレ、新色なんだよねぇ、どれが好き?」

顔見知りのメイクさんが3本口紅を差し出す。

「あ〜、これ、アリン達に似合いそう。」

私がそう言うとメイクさんは吹き出した。

「そう言うと思った。これはメンバーにお土産ね。じゃあ、Aちゃんは特別にコレね。コレも新色。あげるから。」

「いいの?」

「良いの、良いの。Aがつけてくれれば。」

そんな感じでメイクさんと楽しくお話して、衣装を着替えたら、

「Aちゃんっ」

と、アクセサリーBOXを持った人が衣装部屋に入ってきた。
あ、この人、RIOとお揃いでつけたあのリングのブランドの人だ。

「この間は、ありがとう。AちゃんとRIO君がつけてくれたリングの売上が凄くて…お礼を渡すことになったの。
どれでも好きなだけ、持っていって。」

と、アクセサリーBOXをドンと机に置いた。
私が選びやすい様に、リングを除いてあるあたり、この人は、やり手だ。

「RIO君のも選んで渡してくれる?あと、お友達の分も選んでいいからね。」

「これ、一点物?」

「そうそう、同じものは無いの。安心してプレゼントできるでしょ?」

「流石、わかってますねぇ。じゃあ、"お友達"の分も有り難く貰おうかなぁ。」

私、RIO、メンバー、"お友達"の分を遠慮なく、選ばせてもらう。

「メンバーやお友達にも、このブランド、お勧めしときますね。ありがとうございます。」

「Aちゃん、こちらこそ、ありがとう。これからも宜しくね。」

そう言うと、アクセサリーブランドのお姉さんは、部屋を出ていった。

「相変わらず、賢いね。A」

衣装スタッフが弄って来るけど、にっこり笑って答えておいた。




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作者名:ちな | 作成日時:2021年9月2日 22時

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