モッパン2 ページ29
☆
「そう言えば、またキムチ貰ったの？」
アリンがAに聞くと、
「あぁ、オッパが食べたいって言うから、送って貰いました。」
「あのさ、不思議だったんだけど」
ユノがAを見ながら、
「なんでそんなに、仲良しなの？」
と、聞いた。
他の三人も頷く。
「え、あ〜、高校の入学式で、道に迷ってたところを、オンマに助けてもらいました。」
「道に迷った？アリンは？」
「あぁ、私は親が来てたので、別行動してたね。あの日は…」
「"うちの息子は、さっさと行っちゃった"って、オンマは言ってて、入学式が始まるまで一緒に居てくれたんです。私は親が仕事があって、来てなかったので、凄く助かっちゃいました。」
「まぁAを放っておけなかったんだろうね。」
「それで、連絡先を交換して、"何かあったら、言うんだよ"って。」
「A、オンマキラーだもんね。」
「やぁ、パクさんは親切だなぁって。」
Aが笑いながら言う。
「そこで、Aの"パクさんはいい人"になるのね〜。」
ソユンがため息をつきつつ、言った。
「オンニも、オンニのオンマも親切だよ？」
Aの言葉に、アリンはため息をつく。
「パクさんがどれだけいるのか、知らないみたいね。」
ユノの言葉に首を傾げるA。
「はい、では、とりあえず、皆食べ終わったみたいだね。」
パンと手を叩いたソユンが、声をかける。
「「「ごちそうさまでした」」」
皆でそう言いつつ、
「カムバ、期待しててね」
「またね〜」
「Darling、アンニョン」
「あんにょん」
お別れの挨拶をして、VLIVEは、終了した。
VLIVE中、別室で、スタッフとVLIVEを見ながら、RIOもチゲ鍋を食べていた。
…
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作者名：ちな
| 作成日時：2021年9月2日 22時
