destiny【RMPG】

返さないよ？ ページ46

山彰side



コンコン

山彰「はーい」

昂秀「山彰さん！ゲームしませんか？」

山彰「おー、いいよ〜」


夜、寝る前

昂秀からゲームをしようと誘われた
部屋に行けば海青、翔平とゲーム大好きメンバーが

山彰「すげ、これ寮から持ってきたん？」

メンバー1ゲームが好きな昂秀は
大画面のテレビでゲームができるように
それ用の機械が何台もセットされてあった

昂秀「最近楽しすぎて寝不足っす笑」

海青「はやくやりましょー！」


すると、また

コンコンとノック音


『昂秀…？』

昂秀「あれ、ちなつ？どうした？」

『いや、何してるかなって…
何してるの？』

海青「ゲームだよ！Aもやる？」

『…ゲー、ム？』

山彰「まぁ見てみなって
楽しいから！」


Aの手を引き、隣に座らせる



しばらく昂秀、海青が二人でゲームしているのをAに説明したり、一緒に見たりしていた

『わ！昂秀！そっち！』

『海青！何やってるの！バカ！』


なんて、隣でキャッキャ言いながらやってもいないのに楽しそうな彼女

本当に子どもみたい



昂秀「Aもやる？」

『えっ…できない』

山彰「じゃー俺とやろ」

そう言い、Aの後ろに周り、リモコンを一緒に持つ
軽くあぐらをかけば、足の間にすっぽりと座るA


柄でもないけど、俺だってこーゆーことはできるよ？


海青「…山彰さん、めずらしいっすね」

昂秀「ほんとに…どうしたんすか？」

山彰「よそ見してると、負けるよ？」



海青「うわ！A強！」

『やったぁ！勝った！』

昂秀「って、Aやってないじゃーん！」


ほとんど俺が操作して、Aは俺の腕の中で楽しそうにしている


そして、もう何時間もゲームしているうちに、、

海青がソファで眠りだした

そして、部屋の主である昂秀も、ベッドでスースーと寝息を立てている


『寝ちゃったね、2人』

山彰「そーやな」

『私も、部屋戻ろうかな〜』





山彰「まだ、返さないよ？」




『え？』




ずっと我慢してた
俺の腕の中にいるときから


他のメンバーとベタベタしているのを見ると


どこか心の中がグチャグチャした気持ちになって…


あぁ、俺はこの子のことが好きなんじゃろうかって
いつも思っていた


チュッと口付ければ
慣れてないかと思ったら、全然動じない



もしかして、もう他のメンバーが手を出し始めた…？



さらに俺の中の感情が




彼女を自分のものにしたいって感情に




変わっていった

▽→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す