君がいるから【吉野北人】 (ページ43)

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◎2人の初めての朝ページ43

北人side

朝の光で目が覚めた

やばっ…頭痛い……

なんか昨日より体調悪くなってる…

絶対にしたからだ………

横を見るとそこにはスヤスヤ眠っている
俺の大好きな人

「寝顔可愛すぎか…」

この寝顔を見るだけで癒やされた
風も治る気がしてきた(笑)

チュッと起こさないように
Aさんの頬にキスを落とす

A『……んっ』

「あ、起きちゃった」

A『ほくちゃん…体調大丈夫…？』

寝起きでフニャフニャなってるのが
たまらなく可愛い

「その前におはようでしょ？」

A『えへへ…、おはよ、ほくちゃん』

「おはようAさん」

昨日あのあとあのまま寝ちゃって
二人とも下着姿

A『ほくちゃん、顔赤くない？』

「多分Aさんがその格好だから」

A『…！！！
ちょ…っ、恥ずかし
てか、絶対熱あるでしょ…』

おでこに手を当て『ほらー、昨日しちゃったから…』と言うAさん

あーもー、そんな姿でさえ可愛い

ギューーーっと抱きしめた

「こうしてたら、治る気がする」

A『だーめ、服着よ？』

「はーい」

重たい体を起こして服を着る

…やべぇ、かなりだるい…
寒いし頭痛いし

A『ほくちゃん、熱測ろ？』

Aさんの言われた通り熱を測ったら
なんと38.5度

A『…わぁ…ごめん。ほくちゃん』

「やべ(笑)
昨日熱くなりすぎた？(笑)」

A『もーー、馬鹿なこと言わないの(笑)
今日はここいていいから寝ててね？』

そう言ってキッチンに向かっていったAさん

しばらくすると
おかゆを持ってきてくれた

こんな幸せなら
毎日風邪ひきたい。

そんなこと言ったら『馬鹿なこと言わないの！』って笑われるだろうな(笑)