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「ははッ……なんで、……そう、言いきれる？
今こうして刃物はお前の喉元にある。
俺が力を入れればすぐに死ぬ、分かってんのか？」
彼は、私の堂々とした態度が気に入らないように
顔を歪めて私を睨みつけた。
そんな彼に、私は余裕の態度を見せつける。
「そう、そうなんだよね。
あなたはいつでも殺せるの。
─── 私が無駄口を叩いてるあいだも、ね」
「………は、？」
私が1歩近づこうとすると、彼は首元のナイフを当たらないように一緒に退いているのが分かる。
その様子を見て、また、それも確信に繋がる。
口角を微かに上げて、私は銀時のネクタイをくいっと自分の方へ引っ張った。
「多分あなたは、"殺さない"んじゃなくて"殺せない"なんだろうね」
引っ張られた彼は咄嗟にナイフを離し、私の話に図星をつかれた、とでも言わんばかりに目を見開く。
そんな彼に構わず私は続ける。
「あなたは、心の底から私を愛すようにプロミングされてる。だからこそ、ずっと観察し続け、私が変わっていることに気付いた。気づいてしまった。
──── それは、私だけの変化ではなく、自分のおかしな感情を対象が変わっても変わらずに向けてしまってることにも。」
"なんでだろうね、可笑しいね"
くすりと笑いを零し、彼の顎を指で撫でる。
その行動に彼は本能的に顔を赤く染め、私の瞳から目を離せなくなっている。
「ッ………例え、それが本当だったとしても、俺がAちゃんへの殺意に関係あるのかよ、？」
それでも彼は、余裕ぶってこちらを見定めるように見つめてきた。そんな彼に応えるように、私も毅然とした態度で振る舞う。
そんな態度もできないくらいの衝撃を持つ一言を、私は冷たく言い放った。
「はっきり、言わせて頂くけど、」
「銀時、あなたは所詮、ゲームに組み込まれたプログラムでしかない。
一定の動きで縛られ続ける、
"ただの操り人形"だよ。」
やっと、少し、このゲームについて分かってきた。
私は絶対的優位な立ち位置にいる事に。
それがどんなに恐ろしい事なのかも。
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続く (更新停止中)
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チャリ愛用者。(プロフ) - 怖すぎて心臓がバクバク嬉しい悲鳴を上げております、ありがとうございます。銀さん推しなので、私得！って感じです笑 更新楽しみにしてます。 (2018年10月14日 0時) (
レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - ヤンデレの怖さを改めて感じました…。ていうか夢主ちゃんかっこいい！神威くんはヤンデレ化するのかな？とにかくこの作品にはまりました！更新頑張ってください！ (2018年10月13日 21時) (レス) id: 5ac4f52396 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（仮） - ぎゃああああ怖い怖いぃ…。その内銀さん以外も病み覚醒するのかな…。楽しみです。←更新ﾌｧｲｵｰです！ (2018年10月8日 6時) (レス) id: 4125be1b8c (このIDを非表示/違反報告)
糞 - この作品すごく面白いです！更新頑張って下さい！ (2018年8月1日 19時) (レス) id: 795dbb3df9 (このIDを非表示/違反報告)
阿保毛 野子 - あらためてヤンデレの凄さ、良さを感じました！続き楽しみに待っています。 (2018年5月16日 18時) (レス) id: 9ba6cc74aa (このIDを非表示/違反報告)
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