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「……ううん、銀時も好きな子居るんだ、って思って」
"今から考えるからちょっと待ってね"と
頭をフル回転させて、
自分の中で一番良い返答を返したつもり。
笑顔を貼り付ける私に、
彼はさっきまでの笑顔を失っていた。
「(っ……不味いことなんて言ってないよ、)」
少しの沈黙はあった、
けれどこれ以上の答えなんて、
思い浮かばない。
自然と滴る冷や汗に、
ドクドクとうるさい鼓動。
そんな私に、彼はゆっくり近づいてくると
腕を掴まれぐいっと引き寄せられた。
「────ねぇ、」
「……っ」
「銀時"も"、ってどういう意味?」
真っ赤な暗い瞳は、
全てを呑み込むように嗤った。
間違えた、そう思い顔を歪ませると
掴まれる腕に力が込められる。
「いっ……!!!」
「なあ、答えろよ、なあッッ!!!!!」
「……っぎんと」
「聞いてないんだよそんなこと!!!!
お前の好きな人は俺以外はあり得ねェあるはずがねェ
どんだけ俺がお前のことを思って思って思って思ってッッ
好かれるために、話しかけるための話題も考えて、
見た目も自分でも好きになれるくらい気を付けて、
お前が嫉妬しないように女子との接触は避けてたのに……、
いつまでたっても、
お前は他の男と仲良くして仲良くして───ッッ」
「────痛いよ銀時ッッ!!!!!!!」
狂ったように喋りが止まらない彼に、
大きな声を上げる。
そうする以外に、彼の口を止める方法は思い付かないから。
パッと喋る口を止めて、
彼はハッとした、今の状況を理解したからだ。
大丈夫、声を出したお陰で
私の震えは止まった。
自分のことを落ち着かせて
彼の瞳をじっと見つめた。
「……え、あ、え、Aちゃ───」
「銀時、ちゃんと聞いて」
彼は苦しそうに顔を歪めて
私から手を離した。
"嫌わないで"
そう訴えかけてくる表情を見て
私は彼の頬に手を添えて
優しく微笑んだ。
「大丈夫、嫌わないよ、銀時」
一語一語大切に。
生き延びるために、言葉を選べ。
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チャリ愛用者。(プロフ) - 怖すぎて心臓がバクバク嬉しい悲鳴を上げております、ありがとうございます。銀さん推しなので、私得!って感じです笑 更新楽しみにしてます。 (2018年10月14日 0時) (レス) id: d4fafb716a (このIDを非表示/違反報告)
白狐 - ヤンデレの怖さを改めて感じました…。ていうか夢主ちゃんかっこいい!神威くんはヤンデレ化するのかな?とにかくこの作品にはまりました!更新頑張ってください! (2018年10月13日 21時) (レス) id: 5ac4f52396 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(仮) - ぎゃああああ怖い怖いぃ…。その内銀さん以外も病み覚醒するのかな…。楽しみです。←更新ファイオーです! (2018年10月8日 6時) (レス) id: 4125be1b8c (このIDを非表示/違反報告)
糞 - この作品すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2018年8月1日 19時) (レス) id: 795dbb3df9 (このIDを非表示/違反報告)
阿保毛 野子 - あらためてヤンデレの凄さ、良さを感じました!続き楽しみに待っています。 (2018年5月16日 18時) (レス) id: 9ba6cc74aa (このIDを非表示/違反報告)
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