【APH】W学園に男子として潜入することになりました

3-6日 ページ23

？？「…ロシア？まだいたあるか。」


ロシア「なんだ中国君か。驚かさないでよね」





中国と呼ばれた方はロシアさんを見ると一瞬怪訝そうな顔をした。




中国「…驚かせてすまねえある。忘れ物したから取りに来たね。…？お前見たことねえ顔あるな。誰あるか？我は中国ある。」

「え、あ…。1年のAと申します。」

中国「1年あるかぁ〜！なら日本と同じあるね。
我のことはにーにと呼ぶよろし！」



「に、にーに…？」

中国「そうあるそうある！！」

　

聞き返したつもりが、どうやら任意で呼んだと思われたらしく、にーには顔を綻ばせて喜んだ。




ふと気がつくと、先程引き寄せられたときに掴まれた手首はいつのまにか離されていた。




「では俺はこれで…」



中国「待つある！」






このチャンスに退室しようとするとにーにに呼び止められてしまった。





中国「Aは日本とは仲いいあるか？」

「ええ、まあ…。仲良くして頂いてます」


中国「なら話は早いある！我今から日本の部屋に行くつもりだったから一緒にくるよろし！他にも亜細亜がいるから心配ねえある。」


そう言うと手を引っ張って半ば強引に教室の外へと連れて行った




退室する寸前に少し振り返ってロシアさんを見ると
何を考えているか分からない表情で何も言わずこちらを眺めているだけだった。



それがまた怖く感じ、むしろまだ何か言われたり行動された方がマシだったかもしれないと思いながら、私は2年の教室を後にした。









ロシア「………ふふ、やっぱりAちゃんは面白い子だったね。これからが楽しみだよ」







彼の不穏な言葉は誰にも聞こえず、静かな教室でただ響くだけだった。

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