【APH】W学園に男子として潜入することになりました

3-2日 ページ19

教室へ戻ると、もうほとんどのクラスメイトが教室にいた。

私はリトアニアの元へと駆け寄った





リト「あ、A君！お帰りなさい。長い間探させちゃってごめんね…これ、お礼と言っては何だけど…」

そう言ってペットボトルのお茶を渡してくれた

正直喉も乾いていたので素直にお礼を言って受け取り、私はロシアさんから貰った向日葵を見せた



「リトアニア！はい、黄色い花！」

リト「っ、ありがとう！…すごいね、あんなに探しても見つからなかったのに」

「お恥ずかしながら、実は貰ったんだ…」


リト「……へぇ…どんな人なの？」

「2年のロシアさんって人。首にマフラーを巻いてた」



そう伝えるとリトアニアは急に青ざめ、少し怯えているようだった


リト「やっぱりか……既視感あると思ったんだよね……」

「え、なにか」

？？「Aく〜ん」


なにかあった？と聞こうとすると、それを遮るように名前を呼ぶ声が聞こえた



声のする方へ振り返ると、廊下の窓から先程ぶつかったロシアさんが覗いていた


何事かと側まで駆け寄ると、彼が話し始めた

ロシア「さっきぶりだね、A君。ちょっと君とお話したいからさ、放課後に2年の教室まで来てくれる？」

「ま、まさか先程のことで何か……」

ロシア「あれは許したでしょ。君、僕をどんな奴だと思ってるのかな？」

「すみません…」

ロシア「とにかく、待ってるからね」




そう言ってロシアさんが去ると、遠くで様子を伺っていたリトアニアが寄ってきた


リト「何かあったの…？」

「いやぁ…あったのはあったけど違ったというか…よくわかんないけど、2年の教室に行くことになった」

リト「えぇ！？…ロシアさんはとても怖いから気をつけてね…」

「あの人のこと何か知ってるの？」

リト「ま、まあちょっと…」




その後チャイムがなり、授業が始まったがロシアさんに呼ばれた理由が全く分からず、ほとんど集中できなかったと反省する頃には放課後だった。




　



リトアニアの言葉に少し不安を抱えながら、2年の教室へ足を運んだ。

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