【APH】W学園に男子として潜入することになりました

2-8日 ページ17

イタリアたちに近づくと、どうやら少し揉めてるみたいだった。



ロマ「なんでお前が隣の席なんだよ！」

イタリア「学園が決めたんだもん、仕方ないよ〜
せっかく隣になったんだし仲良くしようよ！」

ロマ「うっせえ！俺はお前と宜しくする気なんかねーからな！」


そんな言い合いを続けているので、様子をみて声をかけた



「イタリア！…えっとそちらの方は？」

イタリア「俺の兄ちゃん、ロマーノだよ！俺は北で兄ちゃんは南なんだ。」


「なるほど…どうりで似ているわけだ。」



ドイツ「だが性格は結構反対だぞ。ヘタレなところはそっくりだがな…」




いつの間にかドイツと日本も来ていた



ロマ「うるせー！じゃが芋野郎！」



じゃ、じゃが芋野郎！？というか誰に対してもキツイ性格なのかな…



彼はそう言うとそっぽを向いてしまったので勇気をだして話しかけた


「初めまして、ロマーノ！俺はA。よろしく！」



そう言って手を差し出すと彼はじーーーっと見つめてきた


やっぱり私も冷たくされるのかなぁ…





だがそんな心配は杞憂だった


彼は無言で差し出した手を握り返し、そのままこちらに顔を近づけて








Chu Chu

と両頬にキスをしてきた





「へあ！？！？」



ロマ「！！わ、悪い…これが俺の家の挨拶なんだ…東洋人は慣れてないんだったな。忘れてたぞコノヤロー…」


冷たくされなかったことに驚いていると、後ろから日本が囁いた




日本「ロマーノ君は弟のイタリア君やお気に召さない相手などにはキツイですが、基本は誰にでも明るくフレンドリーで優しいんですよ」

　



なるほど……つまりこれは彼なりの「よろしく」という意味も含めた挨拶なのかもしれない








少しドキッとした出来事はあったものの、あっという間に時間が過ぎて、入学初日が終わった。

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