2-6日 ページ14
彼が近づいてきたかと思えば、どこからか銃を取り出して銃先を私に向けた
「ちょ!?」
お兄様(仮)「貴様!!我輩の妹に手を出すとはどういう了見だ!!!」
「はい!?」
なんなんだろう、この状況は…………
例えて言うならあれだ、浮気現場を見られた時みたいな。
周りの人達も何事かとこっちを見てるし…
なんてことをぼんやりと考えていると銃口が私の頭に付けられた
お兄様(仮)「貴様、聞いているのか!?」
すると、流石にまずいと思ったのかリヒちゃんが彼の腕にしがみついた。
リヒ「やめてくださいまし、お兄様!この方は私の隣の席の方で………そしてお友達なのです!だからその銃を収めてください。」
友達…………
10分ほど前に会ったばかりだけれど、彼女にそう言ってもらえてとても嬉しかった
お兄様(仮)「だが何も男でなくとも………
………ん?おと、こ…?」
「男です!!!!!!!」
お兄様(仮)「!?!?…貴様本当に男なのか…?」
そう言いながら眉間にシワを寄せてまじまじと見てくるので
「身長で判断しないでください!!!これでもちゃんと男なんです!!!!!」
………わかってる。わかってるんだ!!(汗)
別に彼が身長で男かどうか疑ってる訳じゃないってことくらい。
でも周りの目もあるしこうでも言って切り抜けるしかないんだ!頼むお兄様(仮)!この雰囲気に流されてくれ!!!
お兄様(仮)「う、うむ……そ、そうか。いきなり銃口を向けたことは謝ろう。すまなかった。
我輩はリヒテンの兄である2年のスイスだ。」
よっしゃ!!!
「俺はAです。宜しくお願いします」
スイス「うむ…」
落ち着いた空気になるとさっきまでこちらを眺めていたクラスメイトたちは、各々の状態に戻っていった
スイス「ではそろそろ我輩もクラスに戻るとしよう…A、リヒテンのこと頼んだぞ」
「は、はい!」
そういって彼は去っていった
するとリヒか申し訳なさそうな顔をして
リヒ「怖い思いをさせてしまいすみません…いつもは優しいのですが…」
「いやいや!それだけ妹想いの良いお兄さんなんだってわかったよ。大切にされてるんだね!俺は兄弟とかいないから羨ましいよ」
そう言うとリヒちゃんはホッとした顔で有り難うございます、と言った。
イタリアといい、リヒちゃんといい…みんな笑顔が尊い…!!!!
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み - 更新停止してから大分時間たっちゃってますがめっちゃドタイプでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 更新出来そうであれば是非、、、!!! (2021年2月2日 20時) (レス) id: a7a20ec0a3 (このIDを非表示/違反報告)
nikugura(プロフ) - 翠雪@白樺雪だるまさん» 初めまして翠雪さん!ありがとうございます!できるだけ感情移入できるよう心掛けていたので、本当に嬉しいです(;∀;) (2018年11月3日 15時) (レス) id: 473be81c5f (このIDを非表示/違反報告)
翠雪@白樺雪だるま(プロフ) - 初めまして!凄く面白い作品で、一気読みしてしまいました。つい夢主を応援しちゃう…可愛いですね彼女(( 更新楽しみにしてます〜! (2018年11月3日 13時) (レス) id: cee33a99fc (このIDを非表示/違反報告)
nikugura(プロフ) - みらーど@アニヲタさん» 初めましてみらーどさん!コメント有難うございます! 続編ですか…!そう言って頂けなんて、本当に嬉しく思います…!是非前向きに検討させてください! (2018年9月6日 17時) (レス) id: 473be81c5f (このIDを非表示/違反報告)
みらーど@アニヲタ - 初めまして、みらーどです。とても面白かったので是非続編を!!! (2018年9月3日 22時) (レス) id: c4ab0bab4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稚 | 作成日時:2018年2月16日 19時