相思相愛実験【鬼滅の刃】【リク停止中】

▼稀血で狙われたことについて ページ43

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【炭治郎の場合】

｢A、俺の間合いの内側に入ってて、｣

｢たんじろ…？｣

自分が鬼を少し引き寄せるような体質なのは知っていた。稀血って言ってもそんな酷く酩酊させれるようなものだとは知らなかった。
うっかり夜道を1人で歩いてたら、直ぐに鬼がやって来て、あれだけ炭治郎に1人で夜に歩き回るなって言われてたのにね。
普段は羽織で見えない滅の字が頼もしく見えるよ。

｢A！！稀血云々以前にこんな真夜中に女の子が1人で出歩くんじゃない！！｣

｢だって炭治郎くんが羽織を忘れていくんだもの、届けなきゃって。｣

｢ｳｯ…とにかく！女の子だって自覚を持ってくれ！｣

鬼以前に危険な人だっているんだから。




【善逸の場合】

｢善逸くん…ｯｯ｣

｢Aちゃんｯ！！！！｣

手を伸ばしたらグッと掴んで引き寄せて抱きしめてくれる。頼もしすぎるよ、
稀血ってだけでも危険なのに、重傷じゃないにしてもそれなりに出血したらそりゃ隠れようにも隠れられなくて。
もうダメかも、って思った時に善逸がちゃんと駆け付けてくれたから。あぁ、安心だなぁ、

｢Aちゃん！！！！傷だらけで！！！！！ごめんねぇ！遅くてごめんねぇ！｣

｢…ｯｯ…狡いよ善逸くん。｣

｢…へ？え、ちょ、顔！！！顔隠さないでAちゃん！？！音めっちゃ早いし！何？！え？！？！｣

(…なんか腹立つ、)





【伊之助の場合】

｢伊之助くん！…ってきゃぁぁ！！！｣

｢走るぜ！！！掴まってな！！｣

鬼を倒す＜Aを逃がすってなったんだね珍しい…
Aを肩に俵のように担いで脱兎のごとく走り出す伊之助。これでも両手が使えなくなるお姫様抱っこは危険、おんぶはAのしがみつく負担が大きすぎて無しって考えた結果なんです、

｢…伊之助くん、ごめんね…｣

｢何で謝るんだよ？てめぇが逃げる事が最優先だろ、｣

｢でも鬼が、｣

｢黙ってろ、俺様は簡単には死なねぇんだよ！！｣



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