No.16 ページ18
．
ﾏｲｸ『終了〜〜〜！！！！』
実技試験が終わり感想を言い合う先生方を置いて、私はリカバリーガールと会場へ向かう
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「どうだった？今回の試験は」
貴「とても面白かったです！！興味深い個性も沢山ありましたし、中学生の時点であれ程個性をモノにしているとなると益々今後が楽しみです！！そして、何よりも…あの緑髪の男の子」
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「ああ、あのモサモサ頭かい」
残り時間僅かになって会場に放たれたゼロポイントロボット
誰もが逃げ出した中、1人だけ立ち向かった者がいた
他よりも出だしが遅れた上に、個性を全く使っていなかった男の子だ
この試験で見ていたもうひとつのものはレスキューポイント
彼は転んで動けなかった女の子を救う為にロボットに立ち向かった
貴「ヴィランを倒す前に、人助けがヒーローの本質ですからね。でも、個性を一度使っただけで彼の腕は青紫に変色していたように見えました。恐らく体に合っていないか、そうゆうリスクを伴うものか…。まぁどちらにせよ、あの場にいた誰よりもヒーローだったと思います」
(…でも、自己犠牲の精神を褒めることは出来ないかな)
ﾘｶﾊﾞﾘｰ「…そうさね」
ﾘｶﾊﾞﾘｰ(あの一瞬で、そこまで分析していたか…。中々鋭い子だね…)
会場に着いてからはリカバリーガールと別れて単独行動となった
ちなみに今はいつもの変装をしている
貴「皆さん、試験お疲れ様です」
「おい！あれ白い魔法使いじゃねえか？！」
「うおっまじかよ！！！俺ファンだわ！！！」
「嘘っ！私生で見るの初めて！！」
私を見るなり、目を輝かせて走り寄ってきた
先程までの疲労困憊といった表情はどこにもない
(…元気だな〜)
握手やらサインを求められ、気づけば受験生たちに囲まれていた
正直、動きづらいし仕事が進まないのでどいて欲しい
(…ロックハート、毎回よく一人一人に対応できたな)
一瞬、どこかのナルシスト野郎が頭をよぎったが、今は任された仕事を終わらせるのが優先だ
貴「ごめんね、サインとかはまた今度！取り敢えず怪我してる子だけ私の周りに集まってくれる？」
そう言えば素直に動いてくれる受験生たち
流石、ヒーローを目指すだけあっていい子達ばかりだ
貴「…うん、見た感じ重傷者はいないみたいだね」
怪我の具合によっては直す時に激痛が走るものもあるが、今回は大丈夫そうだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 687人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nekonatsu6(プロフ) - ハリポタとヒロアカのクロスオーバー最高です!一気に読んじゃいました！更新待ってます。頑張ってください！ (2023年3月29日 13時) (
レス) @page49 id: d11df75cc6 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - すごく面白くって一気に読んじゃいましたー！更新、待ってます(｀･ω･´)ゞ (2021年5月18日 22時) (レス) id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 受験頑張ってくださいね！更新いくらでも待ちます！頑張ってくださいね！ (2020年8月17日 23時) (レス) id: a998d0df73 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - 受勉がんばってください！ (2020年4月6日 5時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
over the rain - 受験勉強大変ですよね！首を長くしてお待ちしてます！ (2020年1月21日 20時) (レス) id: a4bab14be1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：狐華 | 作成日時：2019年11月26日 13時
