. ページ16
「俺はAに絶対に飽きない、だからずっとおってよ一緒に。…たまに女の子のお店に行くのは…許してほしいけど…Aが嫌なら行かん、絶対行かん。」
『今言う?それ…』
「うそうそうそ!!!行かん!!絶対にもう行かん!!!」
『…いいよ、別に行ったって…Aじゃ物足りんから行くんだら?』
私は正直淡白な方だから、てつやを満足させていなくってもしょうがないと常々思ってはいた
「え〜〜なにそれかわいい〜〜…冗談よ、ほんとに。もうAがちょっとでも嫌がることはしんよ」
車内で向かい合わせになって手を繋いで何の話をしているんだろう
てつやは私の左手を握りながら太ももを軽くなでてる
『…ねえ、ご飯今日はいいから、うちまでこのまま送ってくれない?』
「?いいけど飯いいん?仕事終わりでしょ?」
『…てつやも一緒にうち来てよ』
「!?いいん」
『全部言わせんで、うちでなにか軽く食べよ。』
「Aのご飯…!!いつぶりか…!」
てつやが喜んで車を発進させたのを横目に、ちょっと意地悪してみることにした
『……明日、仕事休みなの、てつや泊っていく…?』
てつやの右手をさすりながら耳元で声をかける
「?!?!!っA…!そういうことでいいん?」
『だから、全部言わせんでよ…泊っていく?』
運転しているのにちらちら私のほうを確認してくるから少し怖い
「泊る!絶対泊る!!!!」
『前見て!てつや!』
ちゃんと前を見て運転を再開してくれたてつやをしばらく横目で見つめて、もうあと3分くらいで私の家というところで信号で停車した
目が少しだけギラギラしているのが横顔でわかる
結局この人からは離れられなくて、呪いなのかもしれないけど呪いが解けるまでは一緒にいたいな、と思った
『てつや』
名前を呼んだらこっちを向いてくれた
『好きよ』
私から軽いキスをした
---------------------------------------------
229人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なぁ(プロフ) - お疲れ様でした…リアルな話で、あー…わかる。ってなるワードが数々ありました。バットエンドじゃなくてよかった…次回作も楽しみにしております! (2019年8月26日 10時) (レス) id: 07945c6d2e (このIDを非表示/違反報告)
Mrs.ぱんぷきん(プロフ) - 完結おめでとうございます!めちゃくちゃ素敵でした!楽しみが1つ終わってしまったこと、とても悲しく思います…。次回作も楽しみに待ってます! (2019年8月26日 3時) (レス) id: 318cc8d8b4 (このIDを非表示/違反報告)
まりね(プロフ) - 更新待ってました泣ありがとうございます、、、! (2019年8月24日 3時) (レス) id: 6dfa6625a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - 続き楽しみにしています! (2019年7月21日 23時) (レス) id: dc7d3b7ef1 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅん(プロフ) - すっごい続き気になります! (2019年7月19日 0時) (レス) id: 77f70f1465 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:どら | 作成日時:2019年7月18日 11時