R U L E R # 2 (ページ11)

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話が終わると私は家に戻った

康二「あ、おかえり」

貴方「ただいま」

康くんなら知ってるかな

お兄ちゃんやお姉ちゃんのこと

康二「どないしたん？」

いつの間にか康くんをみながらぼーっとしていた

貴方「…ううん何もない」

2階へ上がろうとすると

康二「話、聞いたん？…健人から」

貴方「…っ」

なんて言っていいのか分からなかった

ただ、俯いた

康二「その様子じゃ聞いたんや。シゲとサクラのこと」

貴方「なぁ、康くん。康くんが知ってること教えて？何でお姉ちゃんは人を殺したりしたん？なんで2人は私の前から姿を消したん？？」

康くんの肩を揺らしながら問い詰めた

康二「落ち着き」

貴方「…もう昔の私とは違うねん。子供やない」

私がそう呟くと、康くんは、少しため息をつき話し始めた

康二「俺な、ずっとサクラのこと好きやってん」

貴方「え…今まで全然知らんかった」

今までそんな素振り見せたことなかった

初めて知った

康二「シゲとはちっちゃい頃からの仲やん？だからずっと一緒。いつの間にか俺も、重岡組の一員になってた」

貴方「そうなんや」

康二「シゲが組を次ぐようなってから数ヶ月たってシゲのことをよく思ってない奴がおってなずっと狙われてた。重岡組を潰そうって考えた奴らの存在を知ってるシゲは、このままやったら自分が狙われて組が潰されるって考えたシゲは重岡組を解散させようとした」

もうそんな時から解散のことなんてかんがえてたんやね

貴方「…うん」

康二「その時、期待の新人として組に入ってきた奴が重岡組の未来を託された。それからシゲはおらんくなった。けど、そんなんトップがおらんなんて知られたら大変なことになるから、帰ってくるまでおる振りをしてた」

確かにお兄ちゃんが全く帰ってこやんかった日あった

貴方「じゃぁ、なんであん時…」

康二「シゲが帰ってくるまで、サクラが指揮を執ってた。…けど、サクラはトップになんてなったこと無くてむちゃくちゃ。抜けていく人も多かった」

もしかして、裏のトップってこういうことやったの？

康二「たまたま、シゲが1日だけ帰ってきたんや…あの日」