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放課後
「失礼します」
と断って入ると、中には案の定雲雀さんがいた。
目の前の大きな机に座っている。
「やあ、よく来たね」
漆黒の髪がさらりと靡き、夕日に照らされた貌の優美さに、思わず目を奪われてしまった。
「は、はい。あ、これ、お借りした制服です」
目を逸らしつつ来客用の長テーブルに制服の入った袋を置くと、
雲雀さんが静かに椅子から立ち、少し歩いて私の目の前に立った。
「っ、なんですか」
錫色の美しい双眸に見つめられ、なんだか落ち着かない気持ちになる。
「……僕、君に何かした？」
雲雀さんは私の言動に不思議そうに首を傾げた。無自覚にじっと見つめてしまっていたらしい。
「いえ…ところで、なんで私を呼び出したんですか？」
まさか、夕日に照らされた綺麗な貴方に見蕩れていたので。
なんて口が裂けても言えない(言ったとしても100%咬み殺される)ので適当にはぐらかし、呼び出した訳を訊ねる。
「朝、お詫びがしたいって言ってたよね」
「？はい」
「なら、ぜひともお詫びをして貰おうと思ったのさ」
なんか、表情がいいカモを見つけたと言っているように見えるのは気の所為だろうか。
「は、はあ…」
頭の中でクエスチョンマークを浮かべながらも、誰でも出来る簡単なお詫びだったらいいなー、と思う。
その次の瞬間、
雲雀さんの低く質のいい声が告げたのは、予想の斜め上を行くものだった。
「君には僕の仕事を手伝ってもらう。」
「ぇ"」
「今日は帰っていいよ。詳しくは明日説明するから」
その日は呆気なく帰されたので、普段通りに部活へと向かった。
♡
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くらら(プロフ) - たくあんさん» ありがとうございます！ (2019年4月27日 23時) (
レス) id: a6342bde11 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - 最近雲雀さん不足だったから嬉しい…(´･∀･`)更新頑張ってください(●´▽`●) (2019年4月27日 0時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろこ | 作成日時：2019年4月14日 21時
